新着記事
2000万円問題、消費増税…お金問題を考えるときに押さえておきたいこと
議論力の向上が投資力を高める?
金融庁の老後資金2,000万円不足レポートを発端に資産運用の話をしたり、参院選があった関係で、消費増税や財政問題について話をする機会が増えました。子供の頃は親が親戚や知人と経済や政治の話をしているのを聞いて、大人はつまらない会話ばかりしてるんだな、と思ったものです。いざ自分が友人とお酒を飲みながらこのような話をしているのを俯瞰すると、自分も大人になったのだなぁ、としみじみと感じてしまいます。しかし、会話をしているときに、1つ気になることがあります。それは、裏付けがないままに議論を進める人が多いのです。今回は、根拠に基づいて語ることを学んでいきましょう。この習慣を身に付けるれば、投資力も格段と飛躍します。
世界4位の経済大国に?インドネシアの長期的投資価値
NEXTユニコーンも続々
世界各国で金融緩和の動きが強まっています。7月18日には、インドネシアも約2年ぶりの利下げを実施しました。政策金利は6.0%から5.75%に引き下げられています。ここ数年のインドネシアは景気低迷が長期化する中で、通貨ルピアも弱含みで推移していましたが、直近はようやく相場も安定してきました。特に昨年インドネシアで立て続けに実施された利上げは、ルピア相場の安定を主目的としたものでしたが、ようやく景気重視に軸足を移しつつあるといえるでしょう。4月に実施された大統領選挙を経て、2期目がスタートしたジョコ政権にとって初めての政策転換です。7月23日にIMF(国際通貨基金)が発表した「エコノミックアウトルック」では、世界全体、国別ともに、成長率予想の下方修正が目立ちました。世界的に米中問題、日韓問題などさまざまな難題が山積する中で、今後のインドネシア・ジョコ政権の課題や注目ポイントなどについて考えてみたいと思います。
貯蓄残高100万円、2人目を産んでも家計は大丈夫?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、2人目の子供がほしいという28歳の男性。現在、妻は扶養内でパートとして働いていますが、出産で働けなくなると貯蓄が底をつくのではないか心配だといいます。FPの三澤恭子氏がお答えします。貯蓄残高100万円で、2人目の出産を考えても大丈夫ですか。昨年に義実家所有のマンションを2000万円ほどで購入しました。月々の返済は8万円、返済期間は20年です。管理費を含めると月10万円の支払いになります。現在は、妻のパート代を毎月の貯蓄に回しています。もし妻が2人目を妊娠・出産となると、月々貯金ができない上に出費が続き貯蓄が底をつくのではないかと心配です。家具・家電の購入や運転免許の取得、固定資産税など、まとまった出費で、ここ3~4ヵ月程は貯金ができていません。子供用品はフリマサイトを使用したり、お古をいただいたりで抑えています。これから子供の幼稚園や習い事が始まったり、2人目の出産費用などを考えると心許ないです。住宅ローンが20年と短めであることと、積立型の生
恋愛に保険をかける「恋愛保険」、給付開始後の現状は?
中国版TikTokでも話題に
中国のショート動画アプリ「Douyin」(抖音、国際版は日本でもおなじみの「TikTok」)で、ある動画が話題となりました。「大学生の時に入った199元の恋愛保険。3年後、結婚証明書で本当に1万本のバラを受け取りました!今、式場に並べています!」中国において、2016年頃に話題となった恋愛保険。そもそも恋愛に保険をかけること自体がどうかと思いますが、多くの契約期間が最短で3年以上となっていたため、2019年に入って給付が始まっています。現状はどのようになっているのでしょうか。
日産の最新運転支援装備が搭載された軽乗用車、「デイズ」の乗り心地は?
国産コンパクトカーにも勝る仕上がり
私はモータージャーナリストとして、何千万円もする高級車から手軽な軽自動車まで年間100台以上のニューモデルや話題の車を試乗しています。これから、みなさんが車と楽しく付き合っていけるような情報をお届けしていきたいと思っています。今回ご紹介するのは世界に誇る庶民の味方、軽自動車です。2019年3月に登場以来、堅調に売れている日産「デイズ」をピックアップして、搭載された最新機能、その独特の成り立ちなどを解説します。スズキやダイハツといった軽自動車の老舗メーカーばかりか、日産、ホンダといった自動車メーカーからも続々とニューモデルが投入される軽自動車は、車好きからも無視できない存在になっています。なかでも日産「デイズ」は、その代表格ともいえる、軽自動車の最新形です。 【写真15枚】続々とニューモデルが投入される軽自動車は、車好きからも無視できない存在
東京メトロ6000系フォーエヴァー
省エネ車両のパイオニア
2018年に引退した鉄道の1つに省エネ車両のパイオニア、東京メトロ6000系があります。現役を引退してから9か月たった現在も存在感を放っています。その歴史を紐解いてみることにしましょう。
日経平均2万円の攻防、「トランプ・ショック」で先行きは?
押し目買いの好機はどこか
先週の株式市場は、ドナルド・トランプ米大統領による“寝耳に水”の第4弾の対中関税引き上げの表明で、不意打ちを食らう形となりました。ほとんどの市場関係者が予想していなかったアクションで、市場参加者の動揺はまたたく間に世界の株式市場に広がりました。いまだに混乱は収まっていない状況ですが、今後の展開についてまとめてみたいと思います。
疑問の残る7pay廃止会見、エンジニアはどう見る?
反面教師となるか、それとも…
サービス開始から実質4日の稼働で、あっけなく終了が発表されたセブン-イレブンのモバイル決済サービス「7pay」。8月2日に開催された記者会見では、不正使用の原因は「リスト型アカウントハッキング」の可能性が高いと発表されました。ただ、会見では、不正利用が起きた原因などについて、いくつかの疑問が残りました。セキュリティ問題に詳しいシステムエンジニアらに意見を聞いてみました。
会社の業績が悪化して収入が激減、今すぐ家計を立て直したい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、勤務先の業績悪化で年収が100万円減るという30歳の未婚男性。今は会社の独身寮で暮らしているのでなんとか生活できますが、このままの家計ではこの先が不安だといいます。FPのたけやきみこ氏がお答えします。勤め先の業績が急激に悪化し、残業代とボーナスが激減しました。年収が100万円前後減る見込みです。月収にすると5万円ほど減っています。また、突発的な支出が続いたことで貯蓄にまわすお金を捻出できず、さらに株式売買の損失で、資産は年初から60万円も減少しています。直ちに困るわけではありませんが、急悪化した状況に困惑しています。勤め先への経済的な依存が高過ぎるのも気になっています。独身寮を追い出されたらかなり厳しいです。今からでも貯蓄できる家計にしたいと思っています。収入のうちどれくらいを貯蓄にまわすのが妥当なのか教えてください。結婚については、近いうちに相手を探したいと考えています。今後どのような指針を立てていけば良いのか、アドバイスよろしくお願いいたし
「お金を増やす力」を高める方法は?身につけるべき知識と資産運用のベースづくり
大学4年生でお金を増やそうと思ったのがはじまり
人生100年時代という言葉が広まってから大分時間が経ちましたが、みなさんは人生100年時代を生き抜くために、日々努力はしていますでしょうか?長寿化で問題となるのが「お金」と「働き方」。国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によれば、2017年の平均年収※は432万円、5年前の2012年の平均年収は408万円なので、24万円増となっています。ただし、10年前の2007年と比べると、平均年収は437万円と5万円減です。※なお、この平均年収は、民間企業の従業員(非正規を含む)と役員の年収が対象です。平成の終わりから令和にかけて、景気が良いと言われているのに、賃金の状況は決して良いとは言えません。将来的に平均年収が大きく上がる見込みは薄いでしょう。野村総合研究所の調査によれば、20年以内に、日本の仕事の約49%がロボットやAI(人工知能)に代替されると言われています。このような時代を生き抜くためには、いつまでも働き続けられるスキル・能力・知識が求められます。また、健康、コミュニティ、お金なども大切です。要は「個の力」を高め続けなければなりません。筆者は「個の力」を『自分の価値』と呼んでいます。特
JR、東急、東京メトロなどで通勤電車の車体が「銀色」ばかりになった、深い理由
知られざる車体製造の秘密
近年は、「銀色の電車(車体側面で金属表面が露出した電車)」を見る機会が増えました。とくに首都圏では、「銀色の電車」が通勤電車の大部分を占めています。なぜ「銀色の電車」は、これほどまでに増えたのでしょうか。それには、おもに3つの理由があります。この記事では、その3つの理由を説明しますが、その前に、電車の基本構造をざっくりと説明しておきましょう。
経済効果は80兆円?拡大が期待される「夜遊び経済」
ナイトタイムエコノミーで注目企業は?
8月に入り、花火大会などで夜に外出する機会が増えている人も多いのではないでしょうか。日没から翌朝までの夜の時間帯で行われる経済活動は「ナイトタイムエコノミー」と呼ばれています。大規模な財政政策を行わなくても、規制緩和によって経済効果を生むことができるため、欧米を中心に世界的にナイトタイムエコノミーに注目する国が増えています。日本でも、日本のナイトライフ(夜のレジャー・観光)を楽しもうとする訪日外国人旅行者が増加しているのに加え、日本人も働き方改革によって仕事が終わった後の余暇時間が増えています。今回は、「夜遊び経済」とも呼ばれるナイトタイムエコノミーについて、考えてみたいと思います。
もうすぐ定年、退職後は手間のかからない投資を始めたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、夫婦ともに65歳までは働くという60代の共働き夫婦。退職後は手間のかからない投資を始めたいといいますが、どんな選択肢があるのでしょうか。FPの鈴木さや子氏がお答えします。夫婦ともに、65歳までは働く予定です。ただ、私はこれからの5年間は再雇用になるので、手取り年収が150万円ほど減る予定です。住宅ローンはあと4年(ローン控除あり)で完済。退職金は1500万円ほどです。年金は夫が200万円、妻が180万円で、2人で380万円程度を見込んでいます。家計で改善すべき点があればご教示ください。また、退職後にはあまり手間のかからない投資を始めたいと思っていますが、どんなものがありますか。アドバイスお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、60歳、既婚(夫:63歳、会社員)・子供2人:25歳、23歳・職業:会社員・居住形態:持ち家(マンション)・毎月の世帯の手取り金額:66万円・年間の手取りボーナス額:120万円・毎月の世帯の支出目安:57万円【支出内訳
マンガ「健康で文化的な最低限度の生活」で描かれる子どもの貧困とは
「子供の貧困、7人に1人」から見えてくること
先の参院選では「子供の貧困」も争点のひとつになりましたが、生活保護を扱い、リアリティで定評のあるマンガ『健康で文化的な最低限度の生活』でも、最新刊では子供の貧困がテーマとして扱われていました。その内容は、シングルマザーが子供を家に放置し餓死させた過去の事件を想起させながら、そのような事件を阻止するために、私たちの社会は何ができるかを問いかけるものになっています。
不登校にひきこもり、虐待や貧困……悩める子ども達の人生の歩きかたとは?
だいじょうぶ、人生はきっとうまくいく
今、不登校にひきこもり、虐待や貧困など、大きな問題に悩み苦しんでいる子どもが多くいます。子ども達は誰かに助けてもらいたいと思いながらも1人で悩み、将来に不安を感じています。『どうしたらいいかわからない君のための 人生の歩きかた図鑑』は、そうした救いを求める子ども達や、困っている子ども達を救いたいと思っている大人達のために、それぞれの悩みの相談先や解決方法をまとめた1冊です。この本を著したノンフィクション作家の石井光太さんに、今の子ども達が置かれている状況や、著書に込めた思いについてお話をうかがいました。(文責:日本実業出版社)
大阪発「ヘルパーのいる引っ越し屋さん」が重宝される理由
増加する独居高齢者のニーズに対応
大阪市住之江区のセイコー運輸という企業が始めた、ヘルパー資格を持つスタッフがサポートする引っ越しサービス「シルバー住むーぶ」が、全国の中小運送事業者に広がっています。サービスを立ち上げブランド化した、同社代表取締役の宮髙豪さんに取材すると、柔軟に高齢社会におけるニーズをつかんだこと、そして中小企業ならではの強みがうかがわれました。
イケアが肉不使用の「植物由来」フードを強化する理由
食品が海外より売れる日本のイケア
スウェーデン発祥の家具ブランド「IKEA」を展開するイケア・ジャパンが、イケアレストランやビストロで提供するフードメニューで、植物由来の商品の強化を進めています。家具の販売のイメージが強いイケアが、なぜ植物由来のフードに力を入れ、消費者からも受け入れられているのでしょうか。同社のフードの担当者から話を聞きました。
煮込みいらずの「夏おでん」レシピ
夏野菜を冷たいお出汁で楽しむ
スーパーに足を踏み入れると、夏のカラフルなお野菜が目に飛び込んで来るようになりました。夏野菜の生き生きとした姿を見ているだけで、なんだか元気が湧いてくるようです。今日はそんなカラフルな夏野菜を使って、冬の家庭料理としてお馴染みの「おでん」をご紹介します。夏のお野菜にたっぷりと浸み込んだ冷たいお出汁は、蒸し暑いこの季節にぴったり。冬のおでんと違って、長時間煮込まずに作れるのも嬉しいところです。早速、お好きな夏野菜でお試し下さいね♪