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イギリス東インド会社が「ギルド」から「株式会社」になった理由
簿記の歴史物語 第18回
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』には、東インド貿易会社という敵組織が登場します。モデルになったのは、実在の企業「イギリス東インド会社(※通称EIC)」です。1600年に設立されたこの企業は、やがて世界の海を牛耳り、インドの植民地支配を行うまでになりました。EICの設立に触発されて、北海を挟んだ隣国オランダではオランダ東インド会社(※通称VOC)が設立されました。VOCが世界初の株式会社だったことは、連載第10回の記事でご紹介した通りです。ならば――、株式会社じゃなかったのなら、イギリス東インド会社とは何だったのでしょうか。結論からいえば、オランダに遅れること60年後の1662年、EICも有限責任制を備えた株式会社に転換しました。それでも、設立から半世紀以上も株式会社ではなかったわけです。また転換後も、現代の水準で考えた場合の株式会社とはかなり性質の違う組織でした。EICはいったいどのような組織だったのでしょうか?
新型「aibo」はソニー完全復活の旗手となるか?
ペットロボットに見る新たな可能性
ソニーは2018年3月期の決算見通しが過去最高益6,300億円の営業利益になると発表しました。リストラを続け再生に苦しんできた同社が、いよいよ本格的に復活したという、うれしいニュースです。その翌日11月1日、ソニーの平井一夫社長は、リストラの過程で販売中止した犬型ロボット・アイボを復活させると発表しました。正しくは従来の“AIBO”ではなく、小文字で“aibo”と書く新商品ということですが、新型aiboはソニーの牽引車となることができるのでしょうか?(画像出典:aibo専用サイト)
「売れる商品名」はこう作る 最強のネーミング術
単なる“言葉ハンター”になるべからず
あらゆる商品やサービスに欠かせない名前。それを付ける行為(ネーミング)の目的は「商標としての名前を定める」という根本的なものだけではありません。ネーミングには「名前を聞いただけで商品・サービスの具体的なイメージが思い浮かぶ」「聞いた人に強い印象を与え、記憶してもらう」という期待が込められています。なかには「宅急便(ヤマト運輸)」「ウォシュレット(TOTO)」のように、商品名・サービス名が一般名として使われるようになったケースもあります。これは「名前の付け方で売上は大きく変わりうる」ことを意味します。この辺りは「広告に使うキャッチコピーの付け方」などに通じる部分もあるといっていいでしょう。さて、「日清oillio」や「ホンダFIT」など一世を風靡する商品・サービスの命名に関わり、「名づけビジネスの第一人者」と呼ばれる岩永嘉弘氏は「商品のネーミングにあたって準備すべきこと」として次の5つを挙げています。1.言葉の引き出しをいかにして増やすか?2.辞書で言葉を探し、その意味を探る。予習は入念に。3.ピンと来た言葉は辞書やネット検索でとことん掘り下げる。4.時にことわざが巧妙なフレーズを引き連
共働き夫婦・総資産6600万円、配分の最適解が知りたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。
優待マニア主婦が42社から厳選した11月優待銘柄!
今年限りの高級レストラン優待も
11月ですね。私は5年ぶりにお医者様にかかる程の風邪をひいてしまいました。午後5時過ぎにいつもの病院へ行ったのですが、終わったのは午後7時過ぎ!先生いわく「皆さん、あなたと同じ症状の風邪の方がほとんどです」と。風邪が流行っているんですね~。皆さまもどうぞ健康管理に気を付けてくださいね。治ったら紅葉のキレイな場所へドライブで行けたら良いな~と思っています。さて、11月の優待は42社と1年で3番目位に少ないのですが、魅力的な優待が結構ある月なので目が離せません(笑)。権利日も11月は15日、20日、末日と3種類ありますが、この中で今回は11月20日権利を1社と11月末日権利の2社と合わせて3社紹介したいと思います。ちなみに11月20日権利の権利確定日は15日水曜日で、11月末日権利の権利確定日は27日月曜日です。*購入は自己責任でよろしくお願いします。
大手電機メーカーが『人間失格』味のコーヒーを作った理由
日本を代表する文学作品の“味”を再現
文学作品の味わいを味覚で再現したコーヒー「飲める文庫」が、10月27日から期間限定で販売されています。作品の感想をAI(人工知能)が分析し、味覚に変換してレシピを作成。それをもとに専門家がコーヒー豆をブレンドして忠実に再現しています。このコーヒーを共同で開発したのは、世間でもよく知られた“あの電機メーカー”。畑違いにも思われるコーヒーづくりに進出した狙いはどこにあるのでしょうか。
「賃貸vs持ち家」論争 家を買うといいのは“こんな人”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。
忘れるなかれ「住宅ローン」を組んだときの確定申告
申告が必要なのは1年目だけ
都心部の不動産価格が高騰している昨今。それでも「やっぱり我が家を持ちたい」という思いは、地方・都心関係なく、需要があることを感じます。個人相談を受けると、筆者と同じくらいの年代の夫婦は、計画的な住宅購入を考えている方がとても多いことも事実。さて、今年も残すところ、あと少し。確定申告について考えるのは、少し気が早いかもしれない、と思うことはありません。今回は、新たに住宅ローンを組まれた方、そしてこれから住宅購入を検討されている方も、知っておいて損はない「住宅ローン控除」について具体的に確認していきましょう。
相次ぐ撤退報道、私たちの「住宅ローン」はどうなる?
今、銀行が“安定収益源”を手放す理由
先週、メガバンクグループが住宅ローン事業の縮小・撤退方針にあるというセンセーショナルな報道が相次ぎました。みずほ銀行は東北、中国、九州といった地方における住宅ローンの新規取扱い停止を、三菱UFJ信託銀行は住宅ローン事業そのものからの撤退を、それぞれ検討しているという内容です。これらは、住宅ローンをめぐる事業環境、金融政策による収益環境、技術進歩を踏まえた金融機関の経営戦略などの中長期的な変化を反映したものであり、他の金融機関でも同様の動きが出てくる可能性が高いと思われます。こうした動きは、会社員、投資家の皆さんにどのような影響をもたらすものなのでしょうか。
「お金儲けは社会貢献である」我々に課せられた“使命”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。
一流は何をどう学んでいる? プロが教える大人の勉強法
担当編集者が語る書籍シリーズ
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。今回は、清水久三子著の『一流の学び方』をご紹介します。
「国際結婚が増えていない」という意外な事実の実像
なぜイメージと現実に乖離があるのか
街を歩いていて「最近、国際結婚のカップルを見る機会が増えた」という印象を持たれている方は多いのではないでしょうか。でも、国のデータをひも解くと、実はここ5年で国際結婚の比率は横ばいで推移、10年前と比べると低下していることがわかりました。イメージと現実が乖離している理由は何なのでしょうか。過去20年の日本人の結婚事情の変化から、その根本原因を探ってみたいと思います。
「株の売り時を逃してトラウマ」多忙な現代人の投資戦略
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。
40代シングル女性のための“年金の増やし方”講座
老後不安払拭のためには早めの準備を
老後のためにお金の準備を始めたい。でも、どこから手をつければいいの?国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集によると、50歳まで一度も結婚したことがない女性の生涯未婚率は2015年に14.06%と過去最高を記録しています。そして40代のシングル女性から、よく耳にするのは老後資金に対する不安。コツコツ貯めておきましょう、といっても限度がありますよね。老後の収入を増やすために、今、なにをすべきなのでしょうか?
教育費のため「家族旅行を削る」我慢は正しい節約法?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。
親子で実践『前向きになるジョギング習慣』
健康だけではない想定外のメリット
みなさん、走っていますか?近年、ジョギングブームに沸いていますから、既に習慣化している方もいると思います。私もかつてはジョギングを習慣にしていたのですが、子どもが生まれて、ジョギングから離れることになりました。そのときに、図らずもジョギングをしていたときの自分とそうでないときの自分を比較することとなり、改めて走ることの素晴らしさを思い知ったものです。最近では、子どもが小学生になったことで一緒に走れるようになりました。時間のない中で走る時間を作るための苦肉の策として、「親子で走る」ということをやり始めたのですが、それは思いがけなく良かったので、みなさんにおすすめしたいと思います。
“未婚なのは親の責任”親心につけこむ婚活トラブル続出
34歳以降になると増える、親の資料請求
子供の結婚を心配する親がトラブルに巻き込まれるケースが相次ぎ、国民生活センターが注意を呼びかけています。そうしたトラブルを避けるために、親は未婚の子供に対して、どういった心構えでいればいいのか。婚活のプロにお話を聞きました。
全投資人に贈る、“リスク回避”に必要な「6」グループ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。預金をただ銀行に眠らせておくのがもったいないと考え、いろいろな投資、保険に手を出しているのですが、はたして自分のやり方が正しいのか、あるいは理にかなっているのかが気になっています。ここを見直した方がいいなど、アドバイスをいただけませんでしょうか?1.現在の収入金額と支出金額自分:35歳、年収900万円(大手自動車部品メーカー勤務)妻:35歳、年収500万円(地方公務員、現在育児休暇中、来春復職予定)子供:4歳娘、2歳息子支出:50~70万円/月2.今後の収入変化と特別支出自分:年30万円ペースで上昇中。3~4年後に課長昇進(年収約1,100万円)の見込み。課長昇進後、昇給はほぼなし。妻:年2%ペースで上昇見込み。子供が経済的に自立するまで仕事を続ける予定。特別支出:2年後に700万円程度の車を買いたい。10年周期で同程度の車に買い替え予定。そのほか、現在は300万円で購入した普通車を所持(5年目)。こちらも10年周期で同程度の車に