あなたは使う?「ほぼほぼ完成している」
若者世代は6割前後が使用するけれど…
言葉づかいや表現をめぐって生じる世代間のコミュニケーションギャップは、いつの時代も家庭や職場で話題になるテーマの1つです。40~50代のミドル世代といえば、家庭では子どもとその祖父母の間にあたる世代、また職場では若手とベテラン社員の間に挟まれている世代であり、世代間のコミュニケーションの仲介役を担う場面もありそうです。そこで今回は、文化庁が行った世論調査から若い世代の間で使われることの多い言葉や表現の使用状況に関するデータをご紹介します。
自分に子どもはいないけど、お年玉はいくらあげる?
"平成さいごのお年玉"から見えてくるもの
子どもたちにとっては、冬休みやクリスマスに続き、お年玉が楽しみなお正月がやってきます。仕事や家事に忙しいミドル世代も、お年玉やそのお返しを準備する時期です。近年では人々のライフコースが多様化し、子どものいないミドル世代も増えています。多くの人が子どもの親になった時代には、時間差はあってもいずれ互いの子どもへのお年玉のやりとりが生じました。しかし、近年では子どものいない親族からもらうお年玉を、相手の子どもにお年玉でお返しをする機会がないまま時を重ねている人も増えているのではないでしょうか。今回はお年玉の実態に関するデータから、子どものいない親族からもらうお年玉の総額について考えてみたいと思います。
人生100年時代、50代の過ごし方がその後の健康を決める?
健康面の「クライシス」を迎えなかったミドルの生活習慣
40~50代にかけてのライフステージは、「中年期の危機」、別名「ミッドライフ・クライシス」とも呼ばれ、さまざまな不安や心理的葛藤を感じやすい時期といわれます。職場では仕事上の責任が増す一方、私生活では教育費や住宅の購入といった大きな支出が続き、老後の資産形成を行いながら親の健康・介護問題に向き合う人も出始める時期です。また、自身の体型・体調の変化や健康診断の結果も気になり始めるのもこの時期。家計や健康の面でも「クライシス」に陥りやすいライフステージといえるかもしれません。今回は「50代以降を健康に過ごした男女が続けていた生活習慣」に関するデータを紹介し、50代以降の人生後半期を充実して迎えるためのプロアクティブな(前向きな)備えについて考えてみたいと思います。