各地に検問所を設置、「ロックダウン」で急変したバンコクのいま
集団感染が起きたムエタイスタジアムは封鎖
地球規模での爆発的感染が続く新型コロナウィルス。東南アジア各国でも不気味な静けさを伴いながら感染者数は増え続け、人びとの心に暗い影を落としています。3月27日時点で感染者1136人、死者5人を出し、検査待ちの患者も千人単位で抱えるタイでは、これ以上の感染拡大を防ぐため、外国人に対する入国制限と国内移動の制限をもうけるロックダウン、事実上の「鎖国」に踏み切りました。
タイ・バンコクでもマスクは売り切れ状態、大量に売っていた「意外な場所」とは?
手作りからサージカルマスクまで
発生以来2ヶ月以上が経過しながら、一向に収束の気配が見えない新型コロナウィルスですが、その猛威は東南アジア各地においても例外ではなく、タイでは感染が確認された42人のうち、3月1日、免税店勤務の35歳男性の死亡が確認されました。タイ国内初の死者が出たことで、これまで比較的ユルい姿勢をみせていたタイ人社会でも、マスク着用者が急増。マスクは一転して品薄状態に陥っています。特にバンコク中心、日本人滞在者も多く暮らすエリアのドラッグストアでは「マスク完売」が続いており、入荷しても即売り切れてしまうのが現状です。