1年で7000億円超の不正取引…新NISA時代に知っておきたいセキュリティ対策
増やすだけでなく「守る仕組み」も考える
2025年は、証券口座の乗っ取りや不正取引が大きな社会問題となりました。金融庁の発表によると、2025年1月から12月までの1年間で9,752件、約7,393億円もの不正取引が確認されています(※)。犯人は実在する証券会社を装ったメールなどで偽サイトに誘導し、投資家のIDやパスワードを盗み出します。主な手口は、犯人が不正アクセスによって被害者の保有株を勝手に売却し、その資金で国内外の小型株などを買い付けるというものです。こうした巧妙な手法によって、多くの方が被害に遭いました。
株価が好調のいま、投資するタイミングに迷う…一括投資と分割投資はどちらいい?
相場が気になる人は…
2025年の春頃から、世界の株式相場は好調に推移しています。日本でも、最近では日経平均株価が初めて45000円を超えたことが話題になりました。相場が好調というニュースを目にすると、「自分も投資を始めてみようかな」「余裕資金をもう少し投資にまわそうかな」と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、今日は株価が上がっていたとしても、相場はいつ下がるかわからないので、どのタイミングで投資すればよいか迷うことがあると思います。私は資産運用サービス「ウェルスナビ」のセミナーで1000回以上講師を務めてきましたが、参加者の方から最も多くいただいてきた質問は、「一括投資と積立投資はどちらがよい?」です。多くの人が、投資するタイミングに悩みを抱えていることを実感してきました。今回の記事では、多くの人が抱える投資タイミングに関するお悩みにお答えしたいと思います。
相場が好調なときこそ要注意! 長期投資を挫折しやすい3つのタイミング
相場が回復したときの「やれやれ売り」に注意
2025年に入ってから、主に米国の関税政策の影響を受けて、相場にはさまざまな動きがありました。その中でも、S&P500指数は史上最高値を更新するなど、米国や世界全体の株式市場は右肩上がりの成長を続けています。個人投資家の方々にとっては、2024年からの新しいNISAのスタートによって、長期投資に取り組みやすい時代になったといえます。NISA口座数の推移をみると、2025年3月時点のNISA口座数は、2023年末と比べて500万口座以上増加しています(「NISA口座の利用状況に関する調査結果」(金融庁)より)。ただし、2024年以降、相場が急落する場面が2回ほどありました。実際に取り組んでみると、投資を続けることは意外と難しいと感じた方もいらっしゃると思います。長期投資では、世界経済が中長期的に成長を続けていくことを想定し、できるだけ長い時間をかけて世界全体に投資することで、リターンを得ることを目指せます。それでは、長期投資を成功させるには、どうすればよいのでしょうか。挫折しやすいタイミングを予め知っておくことが、重要なポイントです。「長期・積立・分散」の資産運用を自動化したサー