エコノミスト崔真淑が語る、女性が活躍するためのヒント
野心を持って現代社会を生き抜くために
2013年、FacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグが『LEAN IN』という本を出版しました。“Lean in”とは、一歩踏み出すこと、挑戦することを表す言葉です。サンドバーグは本の中で、女性が野心を忘れずに挑戦し続けていくためにはどうすればいいのかを記しています。さらに彼女はLeanIn.Orgという団体を立ち上げ、コミュニティを通して女性が挑戦しやすい社会を実現させることを目指しました。この活動はいまや世界中に広がり、154か国に30,000ものサークルが立ち上がっています。そのなかで日本唯一の“Regional Leader”、つまり地域代表として活動している「Lean In Tokyo」が毎月開催している講演会が「Professional Woman ゲストスピーカーイベント」です。2月のゲストはエコノミストの崔真淑(さい・ますみ)さん。自身の経験から女性が野心を持ってキャリアを積んでいくために必要な要素について語ってくれました。
どうすればお金の不安なく100歳まで生きられますか?
生き抜くために必要な「お金の知恵」
100年続く人生を安心して生きるためには、一体どれくらいのお金が必要なのでしょうか。2月11日に行われたイベントで、金融のプロ山崎元さんとファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんが、より豊かに人生を生きるために考えたいお金との付き合い方について語りました。今回、このイベントを主催したのはNPO法人「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」。途上国の子供たちが初等教育を受けられるように支援を行っている団体です。山崎さんと岩城さんがその活動に共感したことで、ボランティアでの登壇が実現し、参加費のうち、予約システムの使用料を除いたすべての金額が「ルーム・トゥ・リード・ジャパン」へ寄付されました。運用や投資だけでなく寄付という選択も含めて、お金をどう使うかは自分の生き方を示す手段です。お金に縛られるのではなく、人生をよりよくする手段として使いこなすためには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。
新婚カップルが解決すべきお金のこと
夫婦間の意識の差は離婚原因になりかねない
結婚が決まったカップルが一緒に考えなければならないのは、挙式のことや新婚旅行のことだけではありません。家族になるということは、つまり家計が一緒になるということ。現実的に生活をしていくためには、お金に関する話し合いは避けては通れません。有配偶者の方、離婚経験者の方に「結婚のスタート時にあったこと・深まったこと」という調査をしたところ、有配偶者と離婚経験者の差が大きい上位4項目に「自分の性格を理解してもらう」「自分と配偶者の家族が親しくなる」などと並び、「二人の金銭感覚をすり合わせる」というものがランクインしているなど、お金の話は結婚生活にも大きく影響を及ぼすと言えそうです。とはいえ、わかっていても具体的にどんな話をすればいいのか、相手になかなか話を切り出しづらい、自分の資産や収入を言いたくないなど、いきなり話せと言われても難しいのがお金のはなし。そこでこれまで多くの新婚カップルのお金の悩みを一緒に考えてきたゼクシィ保険ショップの陶山健一さんに、結婚時には相手とお金についてどんなことを確認すればいいのか、どういう話をするとお金の具体的な話をしやすいのかなど、話を伺いました。