PTAの役員、負担ですか? 会計士が教える運営のコツ
まずは「予算化」してみましょう
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るとはよく言ったもので、あっという間に年度末が近づいて来ますね。お子さんがいらっしゃるご家庭では、進級・進学にともない、来年度のPTAや子供会の役員が回ってくるかどうかが、気になる頃ではないでしょうか。役員の役割のひとつに「会計」があります。私はお金のことは苦手だから……と会計を担当することに抵抗がある方も多いように思います。しかし、このような団体の会計は、それほど難しくありません。公認会計士であり、二児の母でもある筆者が、ポイントを押さえて実施がラクで、ほかの役員のみなさんにも感謝されるPTAの会計管理方法をお伝えします。
親子の心を掴む こども専門写真館スタジオアリスの秘密
事業の成長を促した選択と集中
突然ですが、ひとつ質問です。あなたが最後に写真を現像したのはいつですか?「考えてみれば、長いこと写真を現像していないなぁ」という方も多いのではないでしょうか。撮影した写真を現像せず、デジタル機器の中だけで見る人が急増。デジタルカメラやスマートフォンの普及、記憶媒体の容量拡大により、写真を取り巻く環境は急速に変化しています。2000年には5000億円程度だった日本のDPE(写真の現像・焼き付け・引き伸ばし)市場は、この15年ほどで1200億円程度まで縮小しました(※2016/11/30 日経NEEDS業界解説レポート「写真プリント・写真館」より引用)。しかし、同じように写真を扱うサービスでも、堅調な業態もあります。中でも写真館業態は比較的安定しており、市場規模は2000億円程度と高止まりしています。なぜ写真館の経営は堅調なのでしょうか。こども専用写真館の運営で売上を伸ばす株式会社スタジオアリスを例にとって、その理由を探ってみましょう。
新規上場企業、コメダ珈琲店の決算書を読み解く
今年上場したコメダ珈琲の評価は?
2016年6月、「コメダ珈琲店」をFC展開する(株)コメダホールディングス(以下コメダHD)が上場しました。コメダの本社は、ドリンク代だけでトースト・ゆで卵などがつく「モーニング」発祥の地とされる名古屋。地元で人気を博したのち、関東・関西にも店舗を展開しました。16年8月末には、「コメダ珈琲店」の店舗数は700店舗を超え、順調に成長しています。従業員が客席で注文を取りコーヒーを運ぶスタイルのサービスで、シニア層やファミリー層に支持されている「コメダ珈琲店」。その魅力を探ります。