みんなの家計相談
家計、住宅ローン、教育費、老後資金…読者から寄せられたお金に関する悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えます。
夫に内緒の貯金3500万円、夫婦の資産は明らかにすべき?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。医師になってから、がむしゃらに働く毎日で、毎月勝手に振り込まれるお給料が気付けばけっこうな額になっていました。普通預金に現在3,500万円ほど貯まっています。また、約10年前に銀行から勧められるまま個人年金に入り、そろそろ満期の時期が近づいています。4年前に結婚し、1歳半の子供がいますが、もう1人ほしいと考えています。夫は普通のサラリーマンからフリーランスになり、今のところの年収は500万円程度。私は子供が生まれてからはパート勤めをしており、年収300万円ほどです。しばらくはこの世帯収入になると思います。この春から、お給料を夫婦でまとめて管理することにしました。しかし、お互いの資産額は夫婦間で明かしていません。いくつか気になっている点がありますので、具体的にご指導いただけたら幸いです。1:自分自身の資産をどのように運用するのか2:資産運用については、誰に、どう相談すればよいのか。銀行に相談すべきなのか、それともFPを探し定期的に
寄付する人は“得”をする!? 控除を学んで賢く社会貢献
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。今年から、あるNPO団体の活動支援として、少しずつ寄付を行っていこうと思っています。そこで「寄付金控除」について質問です。いろいろサイトを見てはいるのですが、寄付金控除の計算がいまいちよくわかりません。また、制度についても、あまり理解ができていない状態です。自分の収入の一部を寄付することに問題はないのですが、もしなんらかの方法を駆使して税金が安くなるのであれば、浮いたお金をまた寄付金にできると考えています。私の年収は手取りで220万円から230万円程度です。田舎に住んでいますので、ひとまずこの金額でも生活していけます。「控除」の意味もわかっているようで、きちんと理解できていない自分が不甲斐なく、税金の勉強もこれからしていきたいと思っています。寄付金控除の考え方と注意点、また税金の勉強におすすめの本があったら教えてください。(40代前半 独身 女性)
申請忘れた「住宅ローン控除」損したお金は取り戻せる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。不動産取得税の控除に関する質問です。10年前に新築でマンションを購入しましたが、住民票が移動できなかったため自宅の不動産として控除を受けてきませんでした。昨年5月に住民票を移動したため、今回の確定申告から何年間分の控除は可能でしょうか?(50代前半 既婚・子供1人 男性)
41歳“浪費”男、心改め100万からお金を大きく育てたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。私は41歳のサラリーマンです。つい先日まで浪費の限りを尽くしてきましたが、今夏に同級生と話をしたのを契機として、保険を見直し、住宅ローンも借り換えを終えて、これからは将来に向けて蓄えをしたいと考えるようになりました。今の手取り給与は約25.8万。賞与も手取り25万が2回程度です。【現在の資産】・横浜にある築10年の駅近分譲マンション:約2,300万円相当・保険の見直し時に戻ったお金:約100万円・株式:30万円・貴金属:10万円・貯金:20万円年齢水準からすると、かなり悲惨なレベルだと自覚しております……。最近、“お金を育てる”という考え方に触れて、自分も遅まきながら育てていきたいと考えるようになりました。現在の運用の原資は保険解約金の約100万円と毎月の余剰金3万円程度です。このうち3万円については純金積み立てをはじめたので、保険解約金100万円の使い道についてアドバイスいただきたいです。興味があるのは、金のETFとJREITで
新卒手取り15万「3年で100万円貯める」家計改善プラン
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。今年、社会人になりました。はじめてのひとり暮らしを開始し、お金の管理も自分でするようになりました。今までは実家暮らしだったので、収入のすべてをお小遣いのような感覚で使っていました。そのため、自分が生きていくためにお金を使っていくという感覚に慣れず、戸惑っています。また、今後の結婚などライフイベントへの備えとして、貯蓄もしていきたいと思っています。そのための心構えとして、手取りの何割をどのようなかたちで割り充てていけばうまくいくというような基準はありますか? もし参考になるデータなどがあれば、教えていただければ今後の参考としていきたいと思います。これからは自分自身で苦労しながらお金を稼いでいくことになるので、後悔はしたくないと思っています。どうかアドバイスをお願いします!【現在の収入と支出(基本的な生活費)】収入は手取りで15万円程度です。支出金額は現段階では安定しておらず、具体的な提示が難しい状況です。家賃は補助もあり、月に3万
「小さな差が将来の“格差”に」NISA活用はこれが基本
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。NISAの口座開設を検討しています。証券会社・銀行・ネット型・店舗型……と、さまざまな選択肢がありますが、どのように選べばいいのでしょうか? 株式に投資する予定はありません。株式以外の金融商品を運用する前提で非課税のメリットを受けやすい賢い運用法を教えてください。また、その場合はどのような会社に口座を開設するのがよいのかアドバイスいただけると幸いです。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
40代から始める、シングル女性の“安心老後”計画
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。40代後半になり、そろそろ老後のことが気になり始めました。今からなにをしておくべきか教えてください。現在、私はフリーランスで収入は手取り月50万円程度。大学3年生の子供が1人いますが、学費はすでに準備してあります。住まいは家賃15万円の賃貸で、毎月の生活費は20万円ほどです。保険、年金はありません。【現在の資産状況】国内バランス型投資信託:90万円宝くじ付き定期預金:1,000万円1週間満期定期預金:1,000万円定期預金(10年型):360万円普通預金:230万円毎月積み立て投資信託(バランス型):5万円(計35万円)息子名義:1万円(計6万円)実家資産:1,000万円を贈与予定過去に株式投資で500万円を減らしてしまい、「もう減らすような投資はしない」と考え、定期預金をメインにしてきました。(40代後半 独身・子供1人 女性)
借り入れは「金利」で選ぶ プロが教える“お金の鉄則”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在、自宅の購入を検討しています。その際に既存の借り入れをどうすればよいか悩んでいます。現状、以下の3パターンを考えています。(1)不動産投資用の借り入れを全額完済し、頭金は少ないかたちで自宅を購入する(2)投資用の借り入れはそのままにし、その分、頭金を多くして自宅を購入する(3)上記(1)と(2)の中間のかたちで自宅を購入する現在の資産としては、金融資産を約5,500万円。投資用に23区内のワンルームマンションを3室持っています。給与約800万円と不動産収入が240万円あり、投資不動産用の借り入れ残として約2,000万残っています(金利1.7%程度)。金融資産のうち、投資用の借り入れ相当額程度は預金やクレジット債で保有しているため完済は可能な状態ですが、それ以外はほぼETFや投資信託などのリスク資産で保有してます。どの選択肢も一長一短あるため、悩んでいます。最も妥当な選択肢はどれか、アドバイスをお願いします。なお、現在の月々のキ
海外への直接投資でも、日本の税務当局に利益はバレる
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。3年ほど前に投資助言会社の紹介で海外のヘッジファンドに投資し、今年現金化しました。助言料はもちろん支払っています。結局ヘッジファンドの成績はマイナスでした。しかし、為替差益でトータルではプラスでした。取引のプロセスは以下になります。1.銀行から海外送金(円高)2.ファンド購入3.ファンド清算(成績マイナス)4.ファンドから外貨預金への送金5.外貨預金から円預金に(円安)利益が確定したのは5のタイミングになるのですが、この場合、確定申告するためにはどの書類をそえて、どの税率で申告するのが正しいのでしょうか?(30代前半 既婚・子供なし 男性)
中古マンション、リフォームするなら全部まとめてが正解
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。昨年2人目が生まれ、中古分譲で買った2LDKのマンションが狭くなってきました。しかし、住み替えする資金もないため、リフォームして今後も住み続けようと思っています。築20年であちこち古くなり収納も少ないため、思い切って全部をまとめてリフォームすべきか、あるいは今一番不便を感じているキッチン・リビングから……というように何回かに分けてすべきか迷っています。また、リフォームに関わる減税などの制度についても教えてください。(40代前半 既婚・子供2人 女性)
相続した空き家で不動産投資をする素人が危険なワケ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。昨年末、祖母が亡くなり、一戸建ての実家が空き家となりました。両親もすでに他界しており、私が相続します。私は既に別の場所で一戸建てを購入し生活しているため、この実家をどのようにしようかと悩んでおります。私(40歳)の家族構成は、妻(40歳)、息子2人(小1、3)です。共働きで世帯年収は1,300万円程度です。ローンもすでに完済し、現時点の資産(株式・預貯金等)は約3,000万円程度です。実家は土地が65平米で木造2階建て築40年。昨年の評価額は土地建物合計で800万程度です。祖母が15年近く一人暮らしをしていましたので、一通りの生活用品はまだ整理されず、置いてある状態です。私の昔使用していた箪笥や机等も置いたままです……。周辺は住宅街であり、小学校、中学校も近くにあります。JRも歩いて10分程度、のぞみが止まる駅も歩いて15分程度。スーパーやコンビニもたくさんあり、非常に便利な場所です。賃貸の場合、周辺の立地で同じような条件で検索
確定申告が必要になる副業売上のボーダーラインはどこ?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。現在、会社に勤めながら副業をしています。趣味で撮影した山の風景写真などをネットのダウンロードサイト経由で販売しており、収入が月2万円程あります。“年収が20万円を超える場合は確定申告が必要”という文言を見たのですが、私もそれに該当するのでしょうか?(20代後半 既婚 男性)
評価損900万以上…そのまま保有?思い切って損切り?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。はじめて質問させていただきます。新婚、30代後半の男性です。手取りは60万円程度です。結婚前から株式、投資信託を購入しましたが、なかなか芽が出ません。現在、総資産は1,850万程度ですが、評価損が900万以上(株600万・投資信託350万)あります。株の大半はソーシャルゲーム銘柄やバイオ株、投資信託は金に投資するファンドです。自由に動かせるお金は250万程度です。今すぐに株や投資信託を動かすつもりはありませんが、このまま持っておいて、いつか上昇すると期待して保有し続けるか、大きな損切りをするか悩んでいます。ちなみにこれ以上は購入予定はありません。細々した相談ですが、もしよろしければアドバイスをお願いします。(30代後半 既婚・子供なし 男性)
「マルチカレンシー口座」の活用が“外貨上級者”への道
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。以前、海外赴任で香港におり、昨年帰任してからも現地の銀行口座を保有しています。国内口座へ送金するという必要に迫られていないため、外貨預金の感覚で放っています。それでもいつか円安が進んだときに、海外口座をクローズして国内口座に送金すべきか、海外口座を維持して長期的視野で運用すべきかどうかを考えています。今後どのようにして国内の口座に資金を集約すればよいのか、アドバイスをいただけますか?(40代後半 既婚・子供2人 男性)
“一度払って取り戻す”確定申告、そもそもなぜ必要?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。変な疑問なんですが、確定申告ってなぜやるんでしょうか? 必死に領収書を集めて、3月になったら日本中が慌てて準備して、こんな制度がなかったらいいのにと思うのですが、どうなのでしょうか? 一度払って、確定申告で取り戻すという作業は必要なのでしょうか? 海外でもやっているのでしょうか?(30代前半 既婚・子供なし 男性)
駐在残り3年 “海外だからこそできる投資”を始めたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。現在、海外に駐在中です。海外在住でもできるお勧めの投資方法を教えてください。残り任期3年の予定です。また、手元に残しておくべき現金or金額を計算するうえで必要な考え方を教えてください。【現在の状況】1.現在の収入金額と、支出の傾向現在海外駐在中(欧州)で収入・支出が特殊のため、年間貯金額を回答します。・年間貯金額:300万円/年(残りの任期3年)2.今後の収入金額と、手取り・45万円/月+ボーナス手取り240万円/年今後予測される支出・子供2人(5歳、2歳)の教育費(中学から私立予定)3.金融資産・現金:1,200万円(海外駐在期間中に、1,200万円が2,000万円程になると想定)・株式:日本株(ETF)150万円、米国株(ETF)100万円相当(ドル建て)・投資信託:20万円相当(PLN建て)・現在は、現地銀行口座を開設し、約2万円分の投資信託を積み立て中です。4.現在の負債(住宅ローン・借金など)・住宅ローン4,000万円
夫の死亡保険金1,000万、老後に向けてどう増やす?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。先日、夫が亡くなり約1,000万円の死亡保険金が入りました。現在、私は自営業を営んでおりますが、経営はあまりよくなく、収入はほとんどない状態です。2、3年で現在の商売に見切りをつけ、パートなどで働ければとは思っていますが、老後、年金だけで生活するのは厳しいと思うので、1,000万円を老後のために、どのようにやりくりすればいいかを悩んでおります。現在、保険は月額5万円ほど払っています。これらの保険については掛け捨てではないものの、それとは別に、少しでもこの1,000万円を増やせる方法はありませんでしょうか?(50代前半 寡婦・子供2人 女性)
証券会社の“言いなり投資”から義父の資産を守るには?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。義父は80歳を超えていますが、資産運用に積極的です。資産に十分な余裕があるようなので、別にかまわないのかもしれませんが、ほとんど証券会社のいいなりに売り買いしているようです。「NISAをしないと損だ」と、よくわからない株を買って、結局値を下げたり……。高齢者の資産管理はどのようにすればよいのでしょうか。ちなみに義父の子供である私の主人は亡くなっており、相続人になりうるのは義母と孫二人です。(50代 既婚・子供2人 女性)