フリーランスの事務所兼自宅、借入金の利子は経費になる?
フリーランスのための確定申告の基本
前回の記事では、仕事用とプライベート用の費用を按分計算して分けるお話をしました。フリーランスの方は、自宅とオフィスが同じケースが多いです。事務所兼自宅を借りている場合の支払家賃については、仕事用とプライベート用で按分計算して区分した上で、仕事用の家賃を経費計上できるというお話をしました。では、フリーランスの方が事務所兼自宅を賃貸ではなく、新たに購入する場合はどうなるのでしょうか。今回は借入金と利子から住宅ローン控除に至るまで、事務所兼自宅にまつわるお話をしたいと思います。
住宅ローン減税中は繰上げ返済しないほうが得なの?
金利別の計算結果は…
「住宅ローン減税を受けている間は繰上げ返済はしないほうがいいの?」とご相談いただくことがあります。モヤモヤしながらもどちらがいいのかわからないので、結局のところ何もしていないという声を聞くことも。実際のところはどうなのか?一緒に考えて行きましょう。
30歳医師「マイホーム、いくらなら問題なく購入できる?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。2年後に同業の彼女と結婚予定です。そのため、数年後に住むための不動産を買いたいと思っていますが、都心のマンションか、郊外の戸建て、どちらがいいか迷っています。都心が気に入っているものの、一戸建ては高いですし、マンションは将来の資産価値が少し不安です。また家計を考えると、どれくらいまでの価格がいいのかアドバイスをいただけると幸いです。今後、収入が大きく下がることはないと思いますが、退職金は期待できません。〈相談者プロフィール〉・男性、30歳、未婚・職業:医師・居住形態:賃貸・住んでいる地域:東京都・手取り月収:110万円・毎月の支出目安:35万円・総資産額:2,000万円
離婚後に家を売却したらオーバーローンは折半になる?
住宅ローンの財産分与がトラブルに発展も
婚姻期間中に購入したものは、共有財産として離婚の際に財産分与の対象となります。その中でも、高価なものは「家」ではないでしょうか。離婚する際に、両者とも購入した家から出て行く場合、その家を売却したり、賃貸にしたりするでしょう。賃貸にする際は、家の名義人が賃貸として家を貸していくことで、財産分与の対象からあえて外すことが大半です。しかし、売却する場合はどうなるのでしょう。※虎ノ門法律経済事務所 池袋支店齋藤健博弁護士監修記事。
ローン返済で家計は赤字、それでも奨学金は利用させたくない
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。2人目の大学進学を控えています。ですが、教育資金が足りません。1人目の時は教育ローンを利用したので、今回も教育ローンを検討しています。ですが、現在の家計は1人目のローン返済に加えて、住宅ローン、カーリースなど固定化した支払いが多く、赤字気味です。しばらく支出を減らすことは難しい状況だと思うのですが、削減できるところを見つけ、新しくローンを組んでも返済できるような家計を作っていきたいです。教育費については、公平でありたいので、奨学金を利用させて1人だけ借金を背負わせるようなことはしたくありません。私たちの家計状況で削減できる支出を教えてください。〈相談者プロフィール〉・女性、51歳、既婚(夫:会社員)、子ども2人(23歳独立・高3)・手取りの世帯月収:45.2万円・支出:49.5万・貯蓄:約200万円【支出の内訳】・住宅ローン10.6万円(ボーナス払い併用)・食費7.1万円・日用品1.2万円・自動車リース1.5万円(ボーナス時の支
住居費が収入の3割超を占める家計、借り換えを考える条件3つ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。年収は少なくないはずなのですが、毎月お金の余裕がありません。収支を改善して子どもの大学費用と老後資金を貯めたいと思っているので、アドバイスをお願いします。〈相談者プロフィール〉・男性、48歳、既婚(妻:パート)、子ども2人(高校生・中学生)・職業:会社員・手取りの月収:48万円(夫40万円、妻8万円)・年間ボーナス:100万円(ほぼ全額を住宅ローンのボーナス返済に充てる)・毎月の貯蓄:2万円(給与天引き分・全額財形貯蓄)・現在の資産:預貯金(普通預金・定期預金)150万円・毎月の支出:住宅ローン返済13万円、管理費・修繕積立金3万円、その他生活費25万円(内訳不明)、死亡保険2万円(死亡保障1,000万円)、学資保険2万円、個人年金保険1万円(医療保険・がん保険などは未加入)
何を選ぶのが正解?住宅ローンを借りる前に考える3つのこと
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在、16年前に購入した中古住宅の建て替えを検討しています。住宅ローンは完済しています。私の収入は手取りで38万円程度。資産は10年前まで働いていた妻の退職金1,200万円(投資信託等で運用中)と預貯金200万円くらいです。自宅は都心近郊、駅徒歩10分の立地にあります。その自宅を賃貸併用住宅に建て替え、家賃収入などで住宅ローンの4,500万円を返済していく計画です。その際の住宅ローンの金利について「変動金利」「固定金利」「フラット35」の選択に悩んでいます。ご助言をいただけますでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、40代後半、既婚、子供1人・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・世帯年収:900万円
現在から老後まで人生のお金を管理、マネープランの作り方
ライフイベントを把握し将来に備える
新入園、新入学、就職など、春は子供に関する家計の収支が変動する季節。家計簿をつけて過去を振り返るだけでなく、家計の予算「マネープラン」を作成して未来に目を向けていくことで、戦略的に教育資金や老後資金を貯められるのが理想です。特に、出産などで将来の家計に大きな変動が見込まれる場合に、計画的にお金を準備することができます。
住宅ローンの頭金はあえて繰り上げ返済に回した方がお得?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。住宅購入を考えています。頭金として約1,000万円を準備することができました。ローンを検討していたところ、変動金利で金利の安い(0.7%)住宅ローンを借りられることになりました。本当なら、きちんと頭金を入れて、住宅ローンの返済が大きな負担にならないようにしていきたいと考えていたのですが、お金に詳しい友人が「住宅ローン控除で得できるから、頭金は入れずに全額住宅ローンで借りて、住宅ローン控除が終わる10年後に頭金分を繰り上げ返済するとよい」とアドバイスしてくれました。友人の言うようにすると得をするということはなんとなくわかるのですが、そのような購入方法を取っても大丈夫でしょうか。妻が「後々ローンで苦しむことにならないか」「本当にお得なのか」と不安がっているので、どのようにお得になるのかを教えてください。〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻:パート)、子供2人(小6・小4)・職業:会社員・手取りの世帯月収:41.4万円・年間
早く買うor貯金後?30代で家を買った独身女性のその後の心配
事前に考えておきたいリスク対策
40代、50代のシングル女性からよく聞く心配は「家賃を払い続けられるのか……」というもの。マイホームをローンで早く家を買う、またはしっかり貯金して買う、どちらがいいのか?を考えてみたいと思います。
住宅ローン残高3,450万、返済中でも自宅を賃貸に出せる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。2021年に住宅ローンの半分、変動金利分を完済したいと考えています。その後、自宅を賃貸に出して、近くの賃貸マンションに住もうと考えています。そうすると、今の家の返済は半分になるので、住宅ローンの負担が少なくなり、空室の時でも収支が辛くないと思っています。しかし、繰上げ返済をすると手元の現金が減るため、子供の教育費や、もしもの時が心配です。どのような基準で早期返済したらいいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。私の現状の考えでは、給与収入で貯蓄できる現金は手元に置き、その他の収入をすべて繰上げ返済に充てようと考えています。このような考え方で、よろしいでしょうか。たとえば手元の現金が400万円に到達したら、それ以上はすべて繰上げ返済にあててしまう方が良い、などのアドバイスをいただければ幸いです。〈相談者プロフィール〉・男性、40代前半、既婚、妻(専業主婦)、子供2人(小1・3歳) ※子供は2人とも、中学か
“収入が安定しない…”自営業のための手堅い資産運用法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。自営業のため年収がなかなか安定しないので、現預金のみの今の状況から少しずつ投資信託などの資産運用をしたいと考えています。現在は毎月の支出のほかに、銀行の積立貯金を月10万円、小規模企業共済に月7万円、年額12万円の個人年金、年額1万円の掛け捨て保険に加入しています。 総資産は1,000万円程度です。近い将来に子供や住宅購入も考えているので、すぐに引き出せないiDeCoや倒産防止共済などにはなかなか積極的になれません。今年からつみたてNISAを始めようと口座開設しましたが、そのほかにもおすすめの運用方法や、節税対策などがあれば教えていただきたいです〈相談者プロフィール〉・男性、23歳、既婚、子供なし・職業:自営業・居住形態:賃貸・同居家族:妻(専業主婦)・住んでいる地域:埼玉県・手取りの世帯月収:90万円強・毎月の支出目安:45万円程度
自分の身は自分で守る!「住宅ローン」で損しないために
売る側にとって不動産は"ただの商品"
「知識無しでも検索すれば情報が得られる」時代も今は昔。一定レベルのリテラシーがある人にとっては「まともな情報を得るには、ゴミ情報を除外できるだけの前提知識が必要」というのが常識であり、この傾向は医療や金融・不動産方面で顕著です。公認会計士として中立的な立場から、ブログや各種メディアで住宅ローンを解説している千日太郎氏も次のように述べています。ただ、住宅ローンに関しては、インターネットに全く恩は無いんですよ。インターネットで住宅ローンのキーワードを検索して一番に出てくるのは金融機関のホームページです。当然ですよね。金融機関のホームページは『とにかくウチの商品が良いよ』としか書いてません。じゃあ比較サイトは? というと、ただ銀行のホームページへの広告を並べてるだけです。じゃあ個人サイトは? というと、自分だけが知ってるノウハウでこんなにお得に……で情報商材を買わせようとするサイトが強いです。インターネットがホント役に立たない、実に珍しい分野です。(「千日太郎の住宅ローン無料相談ドットコム」より)千日氏は、そうした見解をもとに「保険の勧誘なし、相談者の要望が無ければ特定の金融機関を勧めること
住宅ローン、子供の教育費…どうすれば貯蓄できる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。戸建て住宅を購入し、5年になります。住宅ローンの残り約2,500万円と子供3人の教育費を考えると、頭がいっぱいになります。年80万円ほど貯金していますが、繰り上げ返済と教育費への蓄えなど、どのように行っていけばいいのかわかりません。アドバイスよろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、29歳、既婚、子供3人(5歳・4歳・0歳)・職業:パート・アルバイト・居住形態:持ち家(戸建て)・住んでいる地域:広島県・手取りの世帯年収:400万円・毎月の支出目安:30万円・その他:子供は3人保育園に通っており、保育料は月に4.5万円
誰もが気になる自分の理想の家を探す方法
値崩れしにくいマンションの選び方とは
住宅価格が高止まりしている、と言われている中、家を買おうとは思っているけれど、なかなか踏み出せない方、購入後の多額のローンやその家に縛られた生活を続けることに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は女性から住宅購入についての相談を多く受けるファイナンシャルプランナー高山一恵さんと、より豊かで自由な住生活の実現を目指して調査研究を行っている「LIFULL HOME'S総研」の住宅コンサルタントの中山さんにインタビュー。ライフプランニングから考える住宅購入のタイミングや資産価値とは何か、誰もが気になる自分の理想の家を探す方法に関してアドバイスを伺いました。
教育費・住宅ローン・老後資金…迫る“三重苦”の乗り越え方
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。現在46歳で、2人の子供がいます。住宅ローンの返済期間はあと29年。子供の将来と自分の老後を考えて貯蓄をしたいのですが、何から手をつけたらいいのか悩んでいます。また、先日契約した生命保険1,500万円(10年契約)が適切だったのか……。判断に悩んでいます。〈相談者プロフィール〉・男性、46歳、既婚、子供2人(10歳・1歳)・職業:会社員・居住形態:持ち家(マンション)・住んでいる地域:東京都・手取りの世帯月収:58万円・毎月の支出目安:55万円
消費税引き上げ後が買い時? 年収400万円台の住宅購入
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。金利が低く、すまい給付金が受けられる間に住宅購入を考えていますが、物件の予算や金利の選択方法について日々頭を悩ましています。貯蓄は800万円ほどで年収は420万円。妻の収入も合わせると660万円くらいですが、引っ越すと保育園が決まりにくいご時世ですので私の年収だけで考えていきたいと思っています。重視しているのは以下のポイントですが、なかなか条件に合う物件は見つからず、途方に暮れそうです。・30年ローン(60歳までの完済目標)・住居費に関して現状以上の負担増を避けるため返済負担率20%を目指したい・選択肢を広げるために2,800万円で考えていたが、返済負担を上げたくないため2,500万円が限界と予想住宅ローンをうまくやりくりすることで返済負担を下げて、予算を上げられる方法があれば教えていただきたいです。(30代前半 既婚・子供あり 男性)
最も選ばれ続けている住宅ローンはどこが画期的なのか?
低金利だけじゃない、うれしいメリット
人生において最も大きな買い物のひとつが住宅。その購入の際には、住宅ローンを活用する方も多いですが、大きな支払いになるからこそ「少しでもお得な条件で借りたい」と考えるのは当然のこと。2016年のマイナス金利導入以降は、住宅ローンの低金利化が進み、活況となりました。そんななか、とりわけ人気を集めているのが、「じぶん銀行」の住宅ローンです。比較情報サイト「価格.com」の「住宅ローン人気ランキング」では、1年以上に渡って首位を独走(2018年1月31日現在、固定金利・変動金利項目)。借り換えだけではなく、新規借り入れ先としても選ばれている、同ローン人気の秘密はどこにあるのか? じぶん銀行・コンシューマーファイナンス営業部の正藤清美さんと中村祐介さんを訪ね、その理由を探りました。