はじめに

親子上場数は200社を下回る

野村資本市場研究所が調査した2024年3月末時点での日本の親子上場企業数は190社となり、親子上場企業数が200社を下回ったのは1993年度末以来30年ぶりと報告しています。

そのような中、ファイブスター投信投資顧問は、親子上場解消などを背景として他社からのTOBの可能性の高い銘柄に着目して投資する「資本効率向上ファンド 愛称:TOBハンター」を運用しています。4月30日に更新された、月次報告書を参考にすると、保有銘柄数が173銘柄。組み入れ比率上位10銘柄は、以下のとおりです。

・シグマクシス・ホールディングス
・コスモスイニシア
・ダイハツディーゼル
・住友電設
・東映アニメーション
・ハピネット
・東京きらぼしフィナンシャルグループ
・オルガノ
・JMDC
・ライフコーポレーション

同社は、持分法適用会社を有する企業やその他の出資企業によるTOB案件、敵対的買収、戦略的提携、非上場化、中小型株の大手企業傘下入り等の「親子上場解消以外の形」による買収・被買収がこれからは増えてくると予想しています。

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