オリオンビールが上場! 想定される配当利回りはどのくらいになる?
時価総額は?
毎日暑い日々が続きます。そうした中で激戦を繰り広げられていた高校野球も沖縄代表の沖縄尚学高校が西東京の日大三高に3対1で勝ち、初優勝を果たしました。今大会は、本当に面白い試合が多かったですね。そのような矢先に、沖縄県の老舗ビールメーカー、オリオンビール(409A)が9月25日に東証プライム市場に上場すると発表しました。沖縄県の製造業で東証に上場するのは初めてです。
強みは時計だけじゃない! 年初来高値更新のセイコー株、じわじわ伸びる理由とは?
じっくり時間をかけて育てる銘柄
時計の代名詞ともいえるセイコー。余談ですが、わたしが愛用しているのは、1970年代に作られたセイコーのヴィンテージ時計です。そのセイコーの株価が年初来高値更新と堅調です。上昇のきっかけは、2025年8月8日に発表された2026年3月期第1四半期決算。売上高771億円(前年同期比+4.2%)、営業利益81億円(同+60.2%)と、力強い増収増益でした。発表翌日の株価は、一時ストップ高となり、その後も堅調に推移し、投資家の関心を集めています。なぜセイコーの業績と株価は好調なのか、そして今後の成長余地はあるのでしょうか。
高い配当利回りが魅力の「REIT(不動産投資信託)」が年初来高値を更新、なぜいま好調?
気をつけるべき点とは
REIT指数が先週、年初来高値を更新し、非常に堅調に推移しています。REITとは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品で、一般的に「不動産投資信託」とよばれています。投資者は、REITを通じて間接的に様々な不動産のオーナーになり、不動産のプロによる運用の成果を享受することができます。
大幅上方修正で2日連続ストップ高! リカバリーウェアの「TENTIAL」はなぜ急騰したのか
買い場を考える
8月15日、TENTIAL(325A)が通期業績予想の大幅上方修正を発表し、株価は翌営業日(8月19日)から2日連続ストップ高を記録。一時は4,000円を割り込んでいた株価が、突如として急騰し、再び注目を集める展開となっています。ただ、私はこのタイミングであえて“買わない”という判断をしています。今回はその理由について、以前書いたテンシャル売却の背景も振り返りながら解説したいと思います。
「サンリオ」がプライム市場の売買代金トップに、なぜここまで伸びたのか?
人気IPの海外展開に注目
日米の主要株価指数が過去最高値を更新する場面がありました。米国の利下げへの期待感が広がったことや、関税交渉の進展により企業業績への影響が見通しやすくなったことが追い風となりました。その中で、連日売買代金上位を占めたのがサンリオ(8136)株でした。8月13日には、プライム市場トップの4605億円となりました。
すき家、吉野家…牛丼チェーンの双璧は上場来高値目前! どちらが優勢?
好調な理由は異なる
牛丼チェーンの双璧といえば、吉野家とゼンショー(すき家)。さぞやコメ価格の高騰で苦しんでいるかと思いきや、2025年8月12日時点で吉野家株は約3,417円、ゼンショー株は約9,201円と、ともに52週高値(吉野家3,435円/ゼンショー9,749円)に迫る水準にあります。一見すると「同じ業界だから同じように株価が上がっている」と思われがちですが、実は株価を押し上げている原動力は異なります。そこで、直近決算と事業構造から、その違いを深掘りします。
日経平均900円超えの大幅下落、それでも令和のブラックマンデー再来を回避できた要因とは?
やや買われ過ぎの領域にあるか
週明けの東京株式市場は大幅安に見舞われました。前週末に発表された米国の雇用統計が市場の予想を下回る弱い内容であったことなどから米景気の減速懸念が台頭し米株式相場が下落した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に売りが先行しました。日経平均の下げ幅は一時900円を超え、心理的節目の4万円を下回る場面がありました。市場参加者の多くは、日経平均が4451円安と過去最大の下げを記録した「令和のブラックマンデーの再来」が脳裏をよぎったことでしょう。令和のブラックマンデーが起きたのは2024年8月5日とちょうど1年前。7月末に日銀の金融政策決定会合が行われた直後という日柄も8月2日に発表された米雇用統計が弱含んで株式相場の急落につながったという点もまったく同じだからです。ところが2025年の日本株相場は2024年とは違う展開となりました。売りが一巡した後は押し目買いなどが入り、下げ渋る展開となり、日経平均の終値は前週末比508円と1%強の下落にとどまり、終値でも4万円の大台をキープしました。今回、日本株が米国発の雇用統計ショックを耐え、令和のブラックマンデー再来を回避した要因はいくつかありますが、いち
コクヨ、イトーキ、オカムラ…オフィス家具メーカー御三家の株価が好調な理由とは?
注目度が高まっていない今こそ見ておくべき
投資テーマとしては、今のところあまり目立ってはいないものの、地味に好調が続いているのが「オフィス家具」業界です。先日決算発表を行ったコクヨ(7984)、イトーキ(7972)ともに好決算で、株価も堅調に推移しています。いったいオフィス家具業界に何が起きているのでしょうか。
“政局は売り”は本当? 過去の与党大敗で株式相場は下落傾向も、重要なのは「一大転機」の有無か
いま転換点になりそうな出来事とは
周知の通り、7月20日の参議院選挙で、与党である自民党と公明党は〝惨敗〟しました。現在の政権は極めて不安定になり、政局(政界の情勢、転じて政界の権力闘争)は混迷の様相を呈しています。株式市場でよくいわれるのが「政局は売り」。日本市場において売買代金の過半を占める外国人投資家は政局を嫌い、結果的に政局が相場の下落につながるとされるからです。しかし、本当に「政局は売り」となっているのでしょうか。ここでは、過去の選挙で与党が大敗した後の相場動向を調査し、検証してみます。
10年間で約18倍成長した株価指数「FANG+」その構成銘柄とは?
米国を代表するテクノロジー企業10社
米国市場でFANG+が好調に推移しています。FANG+とは、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット、メタの4社を含む米国を代表するテクノロジー企業10社で構成される株価指数です。現在は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア 、ブロードコム、サービスナウ、クラウドストライク で構成されています。FANG+に含まれる銘柄がここまで米国を強く牽引してきたのは、圧倒的なシェアを構築し、そこで生まれた安定的な収益を新規事業に充て、新たな市場を開拓することを繰り返してきたからです。このサイクルにより今後も長期的な成長が期待されます。過去10年間で、S&P500が約5倍、NASDAQ100が約8倍成長したのに対し、FANG+は約18倍成長しており、その圧倒的なパフォーマンスが注目されています。そこで、今回は構成銘柄に含まれる企業の一部を紹介します。
東証REIT指数が年初来高値を更新! なぜ今、【不動産投資信託】は絶好調なのか
“守り”と“利回り”を両立できるREIT
株式市場が不安定ななか、着実に存在感を高めているのが「REIT(不動産投資信託)」です。2025年6月には東証REIT指数が1800ポイント台に回復し、毎日のように年初来高値を更新しています。「利回りの高さ」や「不動産市場の安定性」などが見直され、投資家の関心も高まっています。なぜ今、REITが好調なのか、今から買ってもよいのかを検証したいと思います。
証券口座の乗っ取りで5710億円もの不正取引…それでも対策していないユーザーは意外と多い?
不正取引は減少傾向も
ロボアドバイザーの「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は、全国の20代から50代を対象に「資産運用とセキュリティに関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表しました。また、金融庁により2025年1月〜6月末までの不正取引件数、金額が公表されましたので、あわせてお伝えします。
『国宝』ヒットで上場来高値更新! 減収減益でも【東宝】の株価が大幅に上昇した理由
いまから買ってもよい?
すでに2025年No.1映画になるのではないかと評されている「国宝」。公開38日間(2025年6月6日公開~2025年7月13日)で、累計観客動員数398万人、累計興行収入は56億円のメガヒットとなっています。TikTokなど短尺動画が主流になり、配信される映画やドラマは、1.5倍速や2倍速で観る人が多い中、3時間を超える作品が社会現象となるほどのヒットになるのは異常ともいえるかもしれません。もちろんわたしも観ました。平日の夕方のかなり大きい劇場でしたが、ほぼ満席。性別年代問わずの観客で埋まっていました。「歌舞伎」という伝統芸能がテーマなので、年齢層は高めを予想していましたが、思いの外、若い人が多くてびっくり。実際、大学生以下の割合が初週比で倍増、観客数は3倍超という異例の伸びだそうです。
個人投資家が活用すべき決算資料とIRの本質
プロも実践! 投資判断に差がつく“IRの読み方”
IR資料は、プロと同じ情報に無料でアクセスできる貴重な判断材料。数字だけでなく、成長戦略や株主への姿勢など、企業の本質が見えてきます。本稿では「決算説明資料」(決算資料)を中心に、IRをどう読み解き、投資判断に活かすかを整理。初心者でも実践しやすい視点と、成長戦略を読み取るヒントを紹介します。
今や無視できない美容家電業界! ヤーマン、MTG、Aiロボティクス、投資対象として狙い目は?
美容家電市場は今後も拡大か
ここ数年、美容家電市場は急激に拡大しています。とくに「いつまでも若々しくいたい」といったアンチエイジング的な要望を叶える美容家電の急増は、目を見張るものがあります。その背景には、コロナ禍の”おうち美容”需要の増加があります。メーカーサイドで、フェイスケア家電の新規需要の開拓が進んだことに加え、マスクで隠れないヘアケアへの意識が高まったことによる高機能・高価格帯のヘアケア製品の需要が伸びたことで、一気に市場が拡大しました。それまでエステに通うには、時間もお金も足りないと感じていた人が、自宅でもケアできる手軽さに、多少高額でも購入に踏み切る人が多いようです。マスクを外して素顔を見せる機会が増加したコロナ以降は、”マスクだるみ”や”マスクギャップ”を解消することを目的に、ますますフェイスケアに注力する人が増加。SNSを通じて拡散されたことで、美容感度が高い層だけでなく、一般消費者にも浸透しつつあり、今後もますます拡大が予想されます。そこで、家庭用美容に特化したヤーマン(6630)、MTG(7806)、Aiロボティクス(247A)の3社を比較し、投資対象として魅力的なのはどこか検討したいと思い
「サマーストック」って本当にある? ダイキン、アサヒ、フマキラー…代表的な15銘柄の値動きを検証!
「どの年も夏場が強い」銘柄はない
株式相場には、さまざまなアノマリーや「季節性」が存在します。日本はこれから夏本番。そこで、今回は夏が暑ければ暑いほど商品の需要が増え、株価が上昇するといわれる「サマーストック」の値動きを検証します。関連する全銘柄を検証することはできませんが、代表銘柄に絞って、夏の間のパフォーマンスを見てみましょう。
2日連続ストップ高から40%も下落…リカバリーウェアの「TENTIAL」は買い時なのか?
なぜここまで株価は下落したのか
以前、TENTIAL(325A)が決算発表後に2営業日連続ストップ高になった事例を紹介しました。わたしは、決算発表前にすべての株を売却していたため、決算後の爆上げの恩恵を受けることができませんでしたが、その判断に後悔はないと、強気でいい放っております。その理由については、記事をご参照いただくとして、今回は大きく調整してきた今、改めて購入すべきかどうかを考えてみたいと思います。参考記事:株を売却後にストップ高…、決算前に売るか、持ち越すかはどう判断する?
2025年上半期で値上がり、値下がりが目立った銘柄とは?
上昇が目立った業種
2025年も早いもので半年が経過しました。日経平均は2024年末比593円高、TOPIXは73P高でした。今回は、TOPIX500採用銘柄から、2025年上半期で値上がり、値下がりが目立った企業を紹介します。