バフェット氏退任後のバークシャーは何を買った? 新CEO体制で買い増した4社と売却した銘柄
日本の商社株も買い増し
長年にわたり米投資会社バークシャー・ハサウェイを率いてきた著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が2025年末でCEOを退任し、市場の関心は新たな経営体制の動向に集まっていました。 そして5月15日、グレッグ・アベル新CEO就任後としては初となる、3月末時点の保有有価証券報告書が開示されました。アルファベット株の大幅な買い増しや、一部の有名企業の全売却など、新体制における最新のポートフォリオを紹介します。
エヌビディア一強に変化? AI相場「第二幕」で浮上する日本の“黒子企業”
日本企業が次の主役になるか
日本株市場ではここ数年、「AI関連銘柄」といえば半導体製造装置メーカーが中心でした。生成AIブームが本格化した2023年以降、市場の資金は半導体製造装置メーカーに集中しました。
日米株の最高値更新で残高増加。いま資金が集まる「投資信託」とその中身
組み入れ銘柄から読み解く
5月14日、プライム市場の売買代金が過去最高の12兆376億円を記録しました。また、ザラ場中には日経平均株価が一時63,799円と過去最高値をつける場面もありました。好調なのは日本市場だけではありません。米国市場でも先週、S&P500指数やナスダック総合指数が過去最高値を更新する場面がありました。こうした市場環境を背景に、国内で販売される投資信託の残高も大きく増加しています。そこで今回は、直近で総資産額を伸ばしている投資信託とその組み入れ銘柄を解説します。
上場来高値の「スシロー」、伸び悩む「くら寿司」回転寿司チェーンの明暗を分けた「3つの違い」
割高でも買われる理由
AI半導体関連銘柄に資金が集中する中、意外にもスシローを運営するフードアンドライフカンパニーズ(3563)が上場来高値を更新しています。直近の2026年9月期第2四半期決算では大幅増収増益を達成。同時に通期業績予想の上方修正を発表し、時価総額1兆1000億円超の大型株として堂々たる存在感を示しています。一方、同じ回転寿司チェーンでありながら、くら寿司(2695)の株価は冴えない展開が続いています。時価総額約1,000億円と規模の差はあるものの、なぜこれほどまでに投資家の評価が分かれるのでしょうか。
ソフトバンクGも注力する次世代トレンド「フィジカルAI」、関連株の探し方は?
国策テーマで市場拡大へ
最近、「フィジカルAI」という言葉を耳にする機会が増えてきました。フィジカルAIとは、AIがロボットや機械を自律的に制御する技術のことです。今後、工場や家庭向けの自律的な人型ロボットの開発が加速すると見込まれています。また、自動運転車がセンサーからの情報をリアルタイムで分析し、周囲の状況に応じた安全な意思決定を行うためにも欠かせない技術です。国策としての動きも活発です。政府は国産AIの開発に5年間で1兆円規模の支援を計画していることが、2025年12月末に判明しました。日本が強みを持つ製造業などの産業データを生かして基盤モデルを開発し、企業に開放することで、各産業の用途に応じて活用できるようにする狙いがあります。さらに2026年3月、経済産業省が公表した「半導体・デジタル産業戦略の今後の方向性」の中で、米中に並ぶ第三極として世界シェア3割超を獲得し、2040年に20兆円の市場獲得を目指すことが明記されました。AIロボットに限らず、フィジカルAIは現実世界で作用するあらゆる機械に実装されるポテンシャルを秘めているため、自動運転車、自律ドローン、FA(工場自動化)などの市場獲得も同時に目指
人工ダイヤ株は株価2倍に「対米投資5,500億ドル」で恩恵を受ける日本企業は?
巨大プロジェクトの波を掴む
2026年に入って、「対米投資第〇弾」というニュースを頻繁に耳にするようになりました。関連銘柄の株価が相次いで人気化するなど、株式市場の注目度は日を追うごとに上がっている状況です。そこで、今回は「5,500億ドルの対米投資」を掘り下げ、どのような企業が恩恵を受け、業績が拡大するのかについて検証します。
オリエンタルランドとサンリオが株価低迷、「いつか上がる」は報われるのか
「安いから買い」という発想は危険
2026年5月現在、オリエンタルランド(4661)の株価は2,223円、サンリオ(8136)は909円で推移しています。どちらも高値から大幅に下落した水準です。オリエンタルランドは2024年につけた高値5,700円台から約60%下落し、明確な下降トレンドが続いています。一方のサンリオも、2025年8月の高値1,700円台から実に47%もの下落となっており、どちらも「いよいよ反転か?」と期待させるような動きが何度かあったものの、いまだ明確な上昇トレンドへの転換は見えていません。筆者の周りでは、両社の株を「いつか上がる」と信じてホールドし続けている投資家がたくさんいます。本当に報われるのでしょうか? 冷静に分析したいと思います。
あの「ヤクルト1000」ブームから株価半値…物言う株主の登場でヤクルト株はどう動く?
株主提案で動き出すスター株の行方
2026年4月23日、ヤクルト本社(2267)の株価が、前日比11%高と急騰し、年初来高値を更新しました。きっかけは、米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」が6月の株主総会で株主提案権を行使すると発表したことです。株価チャートを見ると、ヤクルトは2023年の高値から約半値まで下落し、長らく底値圏で推移していました。しかし、2025年11月あたりからじわじわと上昇し、週足チャートでは株価が移動平均線の上に乗ってきました。今回のニュースを受けて、さらに上昇にはずみがつきそうな動きを見せています。投資家が注目したのは、ダルトンの提案内容がこれまでより「建設的」であることです。2025年の株主総会では1000億円規模の自己株買いなど6項目もの大型提案を行い、すべて否決されていました。しかし今回は社外取締役2名の選任など、3項目に絞り込んでいます。これは何を意味するのでしょうか? そして、個人投資家にとって今のヤクルト株は買い時なのでしょうか?
営業利益41倍の「note」、好決算の翌日に株価が急落した理由。PER60倍は高すぎる?
背景にある「信用買い残」と「材料出尽くし」
わたしは、noteをプライベートなブログとして使っています。仕事の記録や旅の思い出など、積極的に収益化するつもりはなく、純粋に書く場所として活用しています。しかし最近、使い心地が明らかに変わってきた実感があります。昔のブログサービスと明らかに違うと感じるのは、過去に書いた記事が突然「おすすめ」に引っかかって読まれるようになったこと。ときには、自分で書いたこともすっかり忘れているような過去記事に「いいね」がつくこともあり、それはなんともこそばゆい感じ。その頃の自分と今の自分では考えていることが違う場合もあるからです。ただ、過去の自分の記事が埋もれていくのではなく、時を経て誰かの機微に触れるのは思いのほかうれしく、「note」のおすすめ機能には好感を持っています。また、最近、わたしの周りでもnoteを始める人が多く、「ブログといえばnote」という認識が、じわじわと広まっているように思います。そのnote(5243)が4月14日に、2026年11月期の第1四半期決算を発表しました。
住宅設備から食品まで一斉値上げ? 「ナフサ高騰」が私たちの生活に与える影響
日銀の利上げも影響
中東情勢の緊迫によるナフサの価格上昇により、様々な企業が値上げや一部製品の新規受注の停止を公表する事態が相次いでいます。遠い国の出来事のように思えるニュースですが、実は住宅設備から食品、電気代にいたるまで、私たちの家計に直結する大きな問題です。なぜ今、一斉値上げが起きているのか、その背景にある「ナフサ」の正体と今後の影響について解説します。
下方修正なのになぜストップ高? 「ジンズ」の決算から学ぶ、株価の動きを読むポイント
月次データが示す投資の好機
2026年4月10日、メガネチェーン大手のジンズホールディングス(3046)が、2026年8月期の上期決算を発表しました。内容は、売上高・営業利益ともに期初予想を下回る「下方修正」。それなのに翌営業日に株価はストップ高をつけました。「下方修正なのに、なぜ上がる?」この一見矛盾した動きは、実は株式投資の本質をよく表しています。
【NISA】つみたて投資枠に新指数が追加、「読売333」と「JPXプライム150」の実力は?
日本株投資に新たな「ものさし」
金融庁は4月1日、NISAのつみたて投資枠の対象となる株価指数に、読売新聞社が公表する「読売株価指数(読売333)」と、日本取引所グループによる「JPXプライム150指数」を追加したと発表しました。これまでつみたて投資枠の対象となる国内株価指数は、日経平均株価やTOPIXなど4種類に限られていました。
株式分割した「サンリオ」の株価が冴えない3つの理由。好業績なのになぜ下落する?
分割後の誤算
わたしが前回この連載でサンリオ(8136)を取り上げたのは、2月12日に発表された第3四半期決算が予想以上に強く、株価が「息を吹き返した」タイミングでした。あのときは、「決算後のバタツキが落ち着いたら、ゆっくり買いポイントを探りたい」と書きましたが、実際、分割後の上昇を期待して少しずつ買いためていました。前回記事:株価急落から一転、サンリオが「復活」した理由。過去最高益と株式分割で狙う“次の成長シナリオ”とは?そして、2026年4月1日、サンリオは1株を5株に分割する株式分割を実施。投資家層の拡大を目的とした、会社側の前向きな施策です。ところが、分割後の株価は期待とは裏腹に冴えない展開が続いています。日頃から「損切りは事務的に」と声高に訴えている手前、安値を割り込んできたら損切りを検討せざるを得ない状況です。しかしどうにも腑に落ちません。あらためて「なぜ株価が上がらないのか」「投資家はどう動くべきか」を考えてみたいと思います。
米国株が下落する中で買われた企業は? S&P500「値上がり銘柄」ランキングと好調の背景
戦争終結時の動きにも警戒
2026年も早いもので、3か月が過ぎました。アメリカとイランの戦争が続く中、不安定な相場が続いています。特に米国市場は、弱い相場展開となっています。米国の代表的な株価指数であるS&P500指数は、年初来で4%安で推移しています。日本のTOPIXは2.6%高で推移しました。そうした中で、S&P500採用銘柄において、どのような企業が買われ、どのような企業が売られたかを見ていきたいと思います。
株価乱高下の今は「動く時間」ではない、5月の決算ラッシュに向けて今すぐやるべき3つの準備
待つ余裕が最大の武器
イラン情勢の悪化で、株式市場は一段と不安定さを増しています。日経平均株価が1日で数千円単位で上下し、証券口座を開くたびに心臓がヒュッとなる日が続いています。「これは買い場なのか、まだ下がるのか」「持っているこの銘柄、売ったほうがいいのか」——そんな問いが頭をぐるぐると駆け巡っている方も多いのではないでしょうか。わたしも同じです。ただ、わたしの経験上、こういう局面で焦って動いた売買は、たいてい後悔することになります。
日経平均の暴落はなぜ「月曜日」に多い? 過去の下落幅トップ4から見えた相場の傾向
暴落の予兆を読み解く
この記事は3月28日の早朝に執筆しています。中東情勢の緊迫化が続くなかで米原油先物相場が上昇し、NY市場が大幅安となり、日経平均時間外が前日比で2000円以上下落しています。最近、月曜日に大幅安することが多い傾向にあります。
増収増益の「バイセル」「コメ兵」「トレファク」でも株価は対照的? 明暗を分ける要因
御三家の決算を読み解く
イラン情勢の緊迫化が続くなか、リユース業界3社の株価は相対的な底堅さを見せています。不要品を売りたい消費者の節約志向と、良品を安く買いたい買い手のニーズが同時に高まる局面は、リユース市場にとっては追い風に。BuySell Technologies(7685)、コメ兵ホールディングス(2780)、トレジャー・ファクトリー(3093)の3社は、いずれも直近の本決算・四半期決算で増収増益を達成しており市場環境の良さがうかがえます。しかし、ビジネスモデルや成長の方向性には大きな違いがあり、ここから投資妙味があるのはどの企業か考えたいと思います。
投資信託と「ETF」は何が違う? 少額からリアルタイムで買える東証上場の注目ETF3選
1口950円から投資可能
「ETFと投資信託の違いがわからない」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?ETFとは「Exchange Traded Fund」の頭文字を取ったもので、文字通り取引所(Exchange)で、取引される(Traded)、投資信託(Fund)のことです。日本語では「上場投資信託」といいます。今回は、ETFの基本的な仕組みをおさらいしつつ、東京証券取引所(東証)に上場している注目のETFを3本紹介します。