はじめに
6月の配当権利・優待ラッシュがひと段落し、やや落ち着きを見せている株式マーケット。とはいえ、インフレ動向や為替、海外情勢など先行き不透明な要素も多く、選ぶ銘柄には引き続き“実利”を求めたくなる時期です。そんな中で注目したいのが、配当と株主優待のバランスが優れた“総合利回り型”の銘柄。
非課税メリットを活かしNISA枠で「長期でじっくり育てる投資」への関心が高まっています。7月は権利銘柄の数こそ少ないものの、意外と優秀な銘柄が揃っている“狙い目月”でもあります。今回はその中から、利回り・優待内容・安定感の3点を基準に、注目の銘柄をピックアップしてご紹介します。新NISAの活用や長期保有のご参考になれば幸いです。
JMホールディング(3539)
JMホールディングスは、主に精肉を中心とした食品スーパー「ジャパンミート」などを展開する企業です。食肉の製造・加工・販売を一貫して手がける強みを持ち、低価格と高鮮度を武器に業績を伸ばしています。業務スーパーとの共同店舗や惣菜事業にも注力し、成長を続けています。
【株主優待内容】
Q.株主優待は誰がもらえるの?
A.7月月末日時点の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)以上、かつ1年以上保有の株主が対象となります。
Q.株主優待内容は?
A.保有株数に応じてご①~③のいずれかがが贈呈されます。
※画像:JMホールディングスの100株 精肉関係商品(筆者撮影)