はじめに
ファイナンシャル・プランナーや経営者など「お金のプロ」に、リアルなお金の使い方や家計管理の方法を聞く連載企画「みんなのお金の使い方」。
どこにお金を使い、どこで節約するのか、持ち家か、賃貸か、保険は入るか、入らないかなどの質問から、その人の「お金の価値観」を紹介します。今回は、サーフィンを愛するFP田中裕志さんに、日々の家計管理の工夫と、家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード ME」の活用法について聞きました。
FP歴:3年目
マネーフォワード ME歴:1年目
Q1.あなたは倹約家?浪費家?
基本的には倹約家ですが、使う時には思い切って使うタイプです。使う時と使わない時の落差が大きいですが、支出を自分でコントロールできているかは常に意識しています。
Q2.「ここは抑える!」節約するお金は?
スマートフォンの料金など固定費として継続的に発生する費用については意識的に節約しています。
スマホ契約時の音楽配信や動画サービスなどのセットオプションは、使わなければ無料期間終了後に思いがけない出費につながります。自分にとって価値がありそうなら試すこともありますが、不要なものやすでに類似のサービスを使用している場合は、解約手続きを忘れるリスクも考えて、最初から断るようにしています。
Q3.「ここには使う!」気持ちよく使うお金は?
趣味に関してはお金を使います。趣味のサーフィンでは、物価上昇や円安の影響でサーフボードやウェットスーツの価格が上昇していますが、積極的にお金を使っています。また、サーフィンをより楽しむためにサーフスポットの近くにも部屋を借りて2拠点生活をしています。賃料や水道光熱費も「趣味を楽しむための必要な支出」として前向きに支払っています。
衝動買いは避けるようにしていますが、趣味やライフスタイルに関する支出は、人生を豊かにするための大切な「投資」だと考えています。
Q4. 保険は入る?入らない?
保険は最低限の保障をつけるという考え方です。ライフプランを作成すると必要保障額が明確になるので、それを参考に定期的に保険の見直しをしています。なお、資産運用と保険は切り離して考えているので、今のところ貯蓄型の保険の活用は考えていません。
Q5. 運用はインデックスファンド? アクティブファンド?
現状インデックスファンドのみです。今後興味のあるアクティブファンドがあれば、ポートフォリオに組み込む可能性はありますが、インデックスファンドを主軸に運用していく方針です。
Q6.家は賃貸派? 持ち家派?
現状は持ち家派で、今年マイホームを購入しました。今後もライフステージの変化に伴い買い替えの可能性があるものとして考えていますが、基本的に持ち家を継続する予定です。
一方、賃貸にも自分の生活状況等に合わせて住環境を柔軟に変えることができるメリットがあると考えており、独身時代は賃貸派でした。
ライフステージが変わると考えも変わることがあるので、自分自身の人生設計や置かれた環境に応じて柔軟に考えることが大切だと感じています。
Q7.どんな悩みがあってマネーフォワード MEを使い始めましたか?
住宅購入を検討している際に、我が家の資産状況をまとめて管理・確認したいと思い、使い始めました。銀行口座や証券口座ごとにログインして状況を確認するのは手間だと感じていたので、まとめて確認できるのは便利です。
Q8.マネーフォワード MEを選んだ決め手はなんですか?
個人事業でもマネーフォワードを使用していることもあり、もとから馴染みがあったということが正直なところです。他のアプリも使ってみたことはありますが、マネーフォワード MEの使用感に特に不便さを感じることもなかったため、継続して使用しています。
Q9.あなたはざっくり管理派?それともきっちり管理派?
ざっくり管理派です。項目ごとに細かく家計管理をしたいとは考えておらず、家計全体でどの程度資産が増減しているのかを定期的にチェックしています。資産減少が続く場合など、必要であれば項目ごとに支出の見直しも必要になるかもしれませんが、我が家は今のところ、この方法で満足できています。
Q2で回答したように、生活において締めるべきところは締める意識は持っているので、メリハリはつけて、管理にストレスを感じすぎないことが大切だと考えています。
Q10.マネーフォワード MEの使用プランは?
無料プランを使用しています。1アカウントで連携できる口座数には制限があるので、1つのアカウントに家計のすべての銀行口座・証券口座等を集約することはできていません。ただ、資産状況が確認できればそれでよいと考えているので、我が家の場合は無料版で十分です。
Q11.“わたし流”マネーフォワード MEの使い方は?
夫婦のコミュニケーションのきっかけとして使っています。我が家の資産管理は私に一任されているのですが、時々マネーフォワード MEの資産総額が増えたことに触れ、資産形成の目標について話しています。
個別の銀行口座や証券口座を確認すると、妻には「管理されている・監視されている感」が出てしまう可能性があると思います。マネーフォワード MEがあれば、資産総額をまとめて確認できるため、ポジティブな会話を気軽に始めるきっかけになっています。これは、もともと想定していなかったアプリの使い方です。
Q12.マネーフォワード MEのどこをチェックしていますか?
資産総額をチェックしています。ここが大きく減少していなければ基本的には順調だと考える指標にしています。前日比は特に意識しませんが、1ヶ月前との比較は意識するようにしています。
また、高額なお金の動きがあった際に、通知が届く機能もありがたいです。細かい管理はあまりしませんが、定期的に支出に意識を向けることは大切だと感じています。
Q13.マネーフォワード MEで悩みを解決して実現したいことはなんですか?
Q3で回答したように、人生を豊かにするために大切な投資は、積極的に行えることが理想です。マネーフォワード MEを用いて、家計が健全な状況を維持できているかを定期的にチェックしながら、自信を持って理想とする生活を送っていきたいです。
田中裕志:ファイナンシャルプランナー(CFP、1級FP技能士)/ウェルビーイングマネーコーチ®︎
医療分野専門のコンサルタントを経て、FPとして独立。バイオベンチャーの運営や医師との事業検討を通じて培った経験を活かし、医師専門の資産形成サポートに注力して活動中。「安心の資産形成で好きなことに熱中する100年を」をモットーに、分かりやすく実践的なアドバイスで多くの医師から信頼を得ています。
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