はじめに

家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード ME」が、各界のプロフェッショナルから「豊かなお金の使い方」を学ぶ動画コンテンツ「Money Forward Pickers(マネーフォワード ピッカーズ)」の新作を公開しました。

第2回のゲストは、サッカー元日本代表で、現在はオーストラリア1部ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCに所属する水沼宏太選手です。マネーフォワード MEを愛用しているという水沼選手に、マネーフォワードホーム株式会社代表取締役社長の金坂直哉が聞き手となり、これまでのサッカーキャリアとお金の価値観を伺いました。


プロサッカー選手としてのキャリアと成長

金坂直哉(以降、金坂):現在、オーストラリアのAリーグ、ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCに所属されている水沼宏太選手です。本日はよろしくお願いいたします。収録は9月25日ですが、10月にはオーストラリアカップの決勝を控えていますね。

水沼宏太選手(以降、水沼):はい。チームとして初めて決勝まで勝ち進んだので、歴史を変えるチャンスにいます。(編注:10月5日(日)にハイデルパーク・ユナイテッドを3-1で下し、ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCがオーストラリアカップ初優勝を飾りました)

金坂:17歳で横浜F・マリノスでデビューされてから、サガン鳥栖、FC東京、セレッソ大阪など複数のチームでプレーし、2020年には横浜F・マリノスに復帰されました。その後、日本代表にも選出されています。これまでのキャリアを振り返り、それぞれのチームでどのようなことを考えながらプレーされ、移籍を決断されたのか、お聞かせいただけますか?

水沼:横浜市出身で、中学生からF・マリノスの下部組織で育ち、プロになりました。当初は、F・マリノスでサッカーを続けて、日本代表になるという漠然とした夢を抱いていました。でも、プロの世界はそう甘くないとデビューから2年ほど、20歳になるころに痛感しました。

しかし、様々なチームを渡り歩く中で、本当にたくさんの人に支えられ、多くの面で成長できたと感じています。プロとして10年が経ち、ようやく「この武器で勝負していく」という自信を持てた時に、F・マリノスから「帰ってこい」と復帰のオファーをいただきました。大好きなチームに戻ることができ、そこで優勝も経験できたのは本当に嬉しかったです。人からは「遅咲き」といわれることもありますが、遠回りしたからこそ、これまでの経験が一気に花開いたのだと思います。

金坂:マネーフォワードは2020年から横浜F・マリノスのスポンサーとして活動させていただいています。実は水沼選手は、私たちがスポンサーになる前からマネーフォワードのアプリを使っていらっしゃったとか。

水沼:そうなんです。セレッソ大阪時代にアプリを見つけて使い始めたので、まさか自分のユニフォームに、マネーフォワードのロゴが入るなんて思ってもみませんでした。勝手に誇らしい気持ちになり、「俺、これ使ってるぜ!」と周りに自慢していました(笑)。

金坂:2022年には、お父様と親子で日本代表に選出され、大きな話題になりましたね。

水沼:父を目標にしてきたところもあったので、少しでも肩を並べることができたのかなと思い、嬉しかったのを覚えています。

海外挑戦の決断と「口に出すこと」の重要性

金坂:今年はオーストラリアのニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCへ移籍されました。オファーが来た時はどのようなお気持ちでしたか?

水沼:率直に「ヨッシャー!」という一言でした。もう嬉しすぎて。2022年にJリーグで優勝した後、新たな目標として海外でプレーしたいという気持ちがずっとありました。なかなかオファーが来なかった中で突然声をかけていただいたので、ワクワクが止まらなかったですね。

金坂:海外挑戦への思いを周囲に発信されていたことが、今回のオファーに繋がったのでしょうか。

水沼:実際どうだったかはわからないですが、プロサッカー選手のキャリアを通じて、「口に出すこと」で状況が変わっていくという経験を何度もしてきました。優勝後、身近な人やクラブにも海外に行きたいという気持ちを話していましたし、口に出すことは大切だと思っています。実際にそれがチームに伝わったかは分かりませんが、自分の気持ちに動いてくれた方が間違いなくいたので、本当に感謝しています。

金坂:オーストラリアでも、すでに素晴らしい結果を出されています。その要因はどこにあると思われますか?

水沼:とにかく飛び込んだからには、躊躇せず思い切りやるしかない状況でした。それが結果に繋がり、周りのチームメイトも応援してくれたので、すべてが重なって「ありがたいな」という気持ちで日々を過ごしています。

お金との向き合い方と価値観

金坂:マネーフォワード MEはどのように活用されていますか?

水沼:僕たちアスリートはとても不安定な職業なので、いつどうなるかわからないからこそ、自分のことを自分で把握することが大切だと思っています。アプリを使い始めたのも、「お金の管理もちゃんとやっておいた方がいいな」と漠然と考えたのがきっかけでした。

当時はお金に関する知識もほとんどありませんでしたが、自分の資産状況を把握する上で、アプリを入れてよかったと思っています。月々のモチベーションにもなりますし、自分の資産をどう守っていくかを考える上で、欠かせないものになっています。

金坂:17歳でプロデビューされ、10代、20代、そして30代の今で、お金の使い方に対する考え方は変わりましたか?

水沼:はい、大きく変わりました。10代、20代の頃は好きなことに思いっきりお金を使う時代もあって、それはそれでいい経験でした。あの経験がなければ、今の考えには至らなかったかもしれません。

金坂:もし差し支えなければ、詳しくお聞かせいただけますか?

水沼:若い頃は、新しいゲームソフトが出ればすぐに買うなど、とにかくゲームにのめり込んでいました。今思えば無駄な時間だったと感じることもありますね。

また、10代の頃にF・マリノスにいたおしゃれな先輩たちから、ファッションの楽しさを教えてもらい、必要ないものまで含めて、とにかくたくさんの洋服を買っていました。無駄ではなかったかもしれませんが、もう少し考えて使えばよかったと思うこともあります。

金坂:投資にも興味があるとおっしゃっていましたが。

水沼:投資に興味を持ち始めたのはコロナ禍以降で、本格的に始めたのは5年ほど前です。まだまだ初心者ですが、株式投資や投資信託などを通じて、お金をどう守っていくかを考えています。

金坂:オーストラリアドルと日本円の為替レートも日々変わりますよね。

水沼:あまり為替レートを気にしたくないので、日本円は日本円、オーストラリアドルはオーストラリアドルと完全に分けて考えています。

家族への投資と「ワクワク」する未来

金坂:最近、お金の使い方が面白かったと感じることはありますか?

水沼:自分の両親や妻の両親に、色々なことでお金を使うことですね。特に、実家のリフォームはとても気持ちがよかったです。単純に気分がいいというか、「こういう気持ちのいい使い方もあるんだな」と実感しました。

また、ニューカッスルからシドニーへは2時間ほどで行けるので、月に一度は出かけて、ファッションや食、人との出会いなどから刺激を受けています。選手として、気分が上がることがモチベーションに繋がることを知っているので、これは自分への投資だと考えています。

金坂:水沼さんにとって、お金とはどのような存在ですか?

水沼:自分や家族が豊かになり、そして「ワクワク」して進んでいけるものの一つだと思います。僕は人生をワクワクして生きたいので、そのために必要不可欠なものですね。

金坂:最後に、これからの目標やチャレンジしたいことをお聞かせください。

水沼:多くの人が見てくれる職業なので、サッカーを通じて勇気や夢を届けられるような姿を見せていきたいです。それがプロサッカー選手としての一番の夢なので、一生懸命取り組んでいきたいです。

また、これからの人生においても、ワクワクする方向に進んでいくこと、知らない世界に飛び込んで、どうなるか見てみたいという好奇心を大切にしていきたいです。皆さんに感謝しながら、自分のなりたい姿を強くイメージして、前向きに進んでいきたいです。

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