はじめに

思いつき旅行費をどうつくる? 実践しやすい管理方法

一度設定すれば毎年そのまま使える仕組みをご紹介します。

①目的別口座で「旅行専用」の口座をつくる
銀行の「目的別口座」やサブ口座を活用すると、旅行費と生活費を混同せずに管理できます。旅行の話が出た時も「今どのくらい旅行でお金を使えるか」がすぐ判断できます。支払いは普段使いの口座やクレジットカードを使っても構いません。あとから旅行専用口座から使った金額を移せば、年間の予算管理がぶれません。

②家計簿アプリのシェア機能を活用する
最近は、パートナーと家計の情報をシェアできる家計簿アプリも増えています。アプリで旅行費の残高を共有しておけば、細かなやり取りをしなくても、お互いに状況を把握できます。

③自動送金で積立を固定化する
旅行費の積み立ては、毎回出し入れをする手間が発生すると続きにくいものです。月に1回、決まった金額を旅行専用口座に自動で移す仕組みを作るだけで、負担なく積み立てが続けられます。自動化されることで、気づいたら予算分の金額が貯まっているので、思いつき旅行とも相性がいい方法です。

旅行以外にも応用できる、「目的別に積み立てる」という考え方

思いつき旅行費のように、目的ごとに口座や貯め方を仕組化する方法は、旅行以外の支出にも応用できます。家電の買い替え、外食やレジャー費、車関連の支出、被服費など、パートナーとの意見が分かれやすい支出ほど、この方法が効果を発揮します。

あらかじめ目的別に積み立てておけば、使える金額を数字で把握でき、話し合いがスムーズになります。特に家電や車のような大きい支出は、「本当に今買うべき?」「どのグレードにする?」と判断が難しい場合もありますが、残高が可視化されるだけで共通認識を持ちやすくなります。

思いつき旅行費は、単に旅行の話をスムーズにするだけではなく、暮らしの様々なお金の決めごとをラクにする仕組みとして応用できるのでおすすめです。

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