はじめに

「自由」を選ぶのか、「生活の質」を選ぶのか

老後の生活では、前向きな志向で自己決定することが幸福度を高めます。自分で物事を決められるということは、「自由」を持っているということです。一方で、周囲に流される生活になると、その自由は次第に失われていきます。

前向きな気持ちを持ち続け、自分で選択を重ねることが幸福度を高めます。逆に、その前向きさが失われると、やる気がなくなり、生活の質も下がっていきます。

高齢になると、身体的な衰えから、要介護状態になることもあります。その場合、施設介護という選択肢が現実的になります。ただし、施設では共同生活が基本となり、施設のルールに従って生活することになります。

自分のペースで決められることは、どうしても少なくなるでしょう。規則や指示に縛られるのが苦手な人にとっては、この環境がストレスとなり、幸福度が下がることもあります。一方で、食事や掃除の心配から解放され、身体的な負担が軽減されるという利点もあります。

私の父も一時期、帯状疱疹や歯の治療で弱気になり、「施設に入った方がいいのでは」と勧めたこともことがありました。しかし、回復して日常生活に戻ると、「やっぱり自宅で暮らしたほうが幸せだ」と感じているようです。

前向きな「自己決定」が大切

老後の幸福度を上げるための正解は、人それぞれ異なります。父(99歳)の例だけでいえば、「できる限り自宅で暮らし、生活が難しくなったら施設を検討する」という選択肢が、現時点では最適だと考えています。

結局のところ、その時々の状況を見て、自分で判断するしかありません。ただ、前向きな気持ちで「自分で決める」ことができる状態こそが、老後の幸福度を高める最大の要因だと思います。父の姿を見ていると、「自己決定」と幸福の関係は、データ通りだと深く納得させられるのです。 老後資金は失敗できない!あなたが今からできる資産形成の始め方、お金のプロに無料で相談![by MoneyForward HOME]

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