はじめに
スムーズに利用するための「申し込み方法」
活用イメージが固まったら、実際に利用を開始するための具体的なステップを確認しましょう。
国の制度ではありますが、申し込み方法が大きく3つのパターンに分かれています。
【申し込みの3つのパターン】
1. 「子ども誰でも通園制度総合支援システム」を使う自治体(オンラインで一括管理)
2. 施設に直接申し込む自治体(各園と直接やりとり)
3. 自治体の窓口で申し込む自治体(独自システムや書面など)
以上の3つのパターンのうち、今後主流になりそうな「子ども誰でも通園制度総合支援システム」を利用するパターンの流れは以下の通りです。
② システムへ登録:こども家庭庁の「総合支援システム」で利用者登録を行います。
③ 面談予約と実施:希望の施設を選んで事前面談を行います(オンライン面談が可能な場合も)。
④ 利用予約・スタート:面談を終えた園についてシステムから予約をし、通園スタート!
人気の園では抽選になることも考えられるため、通いやすさ(距離、開所時間)と教育方針の両面から、あらかじめ候補を複数持っておきましょう。
実施主体が自治体であるため、申し込み方法も地域によって異なる点には注意が必要です。必ずお住まいの自治体のホームページを確認してください。
「3歳児神話」に科学的な根拠なし。お子さんとママパパ双方にプラスとなる選択を
「こども誰でも通園制度」の魅力を語ってきましたが、在宅育児を選んでいる方の中には、例えば「まだこんなに小さいのに……」と感じる親心も理解できます。かつて妻と私もそう感じました。そこで最後に、逆に早くから保育施設を利用することのポジティブな効果を、科学的根拠をもって示した最新の研究をご紹介します。
東北大学が国際誌に発表した研究(2024年)によると、「1歳未満から保育施設を利用していた子どもは、3歳まで保育施設を利用しなかった子どもに比べて3歳時点で発達が良いことが明らかになりました」と報告されています。
かねてから、子どもは3歳までは家庭で母親が育てないとその後の成長に悪影響が出るとする「3歳児神話」には科学的な根拠がないと言われてきましたが、この大規模調査によって、早期からの保育施設利用が持つポジティブな側面が改めて浮き彫りになったといえます。
もちろん、保育施設での集団生活と、家庭でのマンツーマンの子育てには、それぞれに違った良さやメリットがあるのは言うまでもありません。これらのデータは決して「家庭のみでの子育て」を否定するものではなく、「保育施設を頼ることも、親子にとって素晴らしい選択肢の一つとなる」という前向きな結果と捉えられないでしょうか?
この新しい制度がきっかけとなり、ご家族の豊かな毎日へと繋がることを心より願っています。