はじめに
プロの頭脳を丸コピー。自分は“がんばらない”
「長期・積立・分散」—この正論は誰もが知っています。でも、暴落局面でこれを貫くのは、本当に難しいのです。自分の投資方針に確信が持てないと、下げ相場で必ず心が揺らぐからです。「これで本当に大丈夫?」という不安が、絶対にやってはいけない狼狽売りを引き起こします。そこで、発想を変えてみましょう。
プロが研究し尽くした配分に丸乗りする。そして自分自身は“がんばらない”—これが今回の発想転換です。ここで言う“がんばらない”には、3つの意味があります。
一つ目は、ポートフォリオを自分で考えなくていいこと。GPIFの基本ポートフォリオは、賃金+1.9%という目標を達成するために、プロが膨大なデータと分析の上で組み上げた配分です。すでに私たちの年金が実際に運用されているという安心と、自分で正解を探す労力から解放されます。
二つ目は、下げ相場で狼狽しなくていいこと。“プロが考えた配分”という論理的な裏付けがバックにあれば、暴落局面でも「これで大丈夫」と腹をくくれます。プロは狼狽売りしないからです。
三つ目は、日々の相場に振り回されなくていいこと。配分の基本設計は一度つくったら、あとは年単位でゆっくり調整するだけ。さらに、GPIFが5年に一度、あなたに代わって投資方針そのものを考え直してくれます。時代の変化に合わせて、プロが基本ポートフォリオをアップデートしてくれる—これ以上頼もしい「丸乗り先」はないのではないでしょうか。
その投資商品を、あなたはなぜ選んだ?
いま持っている投資商品を、あなたはなぜ選んだのでしょうか?
「みんなが買っているから」「なんとなく」—もしそれが理由なら、あなたは“投資方針迷子”かもしれません。これを機会に、自分なりの答えを探してみてほしいのです。
大事なのは、“何を選ぶか”ではなく、“なぜそれを選ぶか”。そして、この問いは「自分は、何のために投資しているのか?」に行き着きます。
たとえば、「15年後、子どもの大学資金として1,000万円が必要。だから元本割れリスクを抑えた配分にしたい。だから債券比率を多めにする」—こういう順番で、目的から商品が決まっていくのです。この問いに答えられるのなら、オルカン一本でも、別の配分でも、すべてが“あなたにとっての正解”になります。
もし難しくてわからないのであれば、すでに私たちの年金が運用されているGPIFモデルを参考にしてみてください。
エリートが研究し尽くした配分に、丸乗りする。あなた自身は、がんばらない—これが今回の記事を通じて、私がお伝えしたかったことです。
投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]