「奨学金を借りて新NISAで運用」は本当に有利? FPが教える3つの注意点
損得だけで決めない
SNSなどで、「学費は奨学金でまかない、手元の資金は新NISAで運用した方がお得」という考え方を見聞きしたことはありませんか。背景にあるのは、奨学金の金利を上回る運用益が得られれば、結果的に資産を増やせるのではないか、という考え方です。一見すると合理的に思えますが、投資の利益は約束されたものではなく、元本割れする可能性もあります。一方、貸与型奨学金は卒業後に返済しなければなりません。本記事では、こうした考え方が注目される理由と、一概に「お得」とはいえない理由を解説します。
日本の中間層の資産は世界一増えていた? この5年で「最も豊かになった」意外な理由
世界調査が示す日本の立ち位置
【この記事の要点】・最新の世界資産調査においてこの5年で中間層の資産が最も増えた国は日本と判明・円安の中でも日本の中央値は約13.6万ドルで世界10位と一億総中流の強さを維持・株高や住宅価格上昇の波に乗り「市場に居続けた人」が実際に報われた5年間だった日本経済をめぐるニュースは、もう長いこと停滞と転落の言葉であふれています。GDPはドイツに続き、年内にはインドにも抜かれて世界5位に後退する見通しです。実質賃金は伸び悩み、値上がりの話題も続いています。そんな中、NISAやiDeCoなどでコツコツと積立投資を続けている方に朗報です。世界最大級のプライベートバンクUBSが2026年6月末に公表した「グローバル・ウェルス・レポート2026」(56市場・2025年末の推計)によれば、この5年、中間層の資産が最も増えた国は日本だったのです。
「話題だから」で買うと長続きしない? あなたがNISA銘柄を長期保有できず、つい売りたくなる本当の理由
テーマ株を買う前に確認したい、保有理由のつくり方
「NISAでメタプラネットを買おうかな、結構話題だし」「純銀ETFってどうなのだろう、最近上がっているみたい」NISAをきっかけに投資を始めた人と話していると、こうした声を聞くことがあります。オルカンやS&P500に積み立てる一方で、成長投資枠で個別株やテーマ株を少し持ってみたい。そう感じるのは自然なことです。ただし、2026年1〜2月のNISA買付ランキングで存在感を示したメタプラネットや純銀上場信託は、3月のランキングでは姿が見えなくなっています。「人気だから買う」という判断をすると、相場の空気が変わったときに、持ち続ける理由を見失いやすくなります。この記事では、NISAでテーマ株や個別株を買う前に確認したい「保有理由のつくり方」を、FPの視点から解説します。
「個別株は100株買わないとダメ」は思い込み? NISAで少額投資を始める方法
1株から始める個別株投資
新NISAをきっかけに投資信託を始め、「個別株にも挑戦してみたい」と考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、「個別株は100株単位でしか買えない」「まとまった資金がないと無理」と思い込み、選択肢から外している人も少なくありません。実は、NISAでも1株から個別株を購入できる方法があります。本記事では、少額で個別株投資を始められる「単元未満株」についてメリットや注意点、活用できる証券会社などを紹介します。積立投資の次の一歩として、新たな投資の選択肢をのぞいてみませんか。
NISAは「割のよい貯金」ではない? 子どもがNISAを始める前に親が教えるべきこと
知っておきたい“3つのお金”
大学生にも浸透し始めているNISA。大学で金融教育の授業をすると、「すでにNISAを始めている」という学生にも出会うようになりました。特に、経済学部などで金融を学んでいる学生は、投資に積極的な人も少なくありません。なかには、月10万円以上のバイト代をほぼ全額NISAで運用している人もいます。親世代が聞いたら、驚くかもしれませんね。若いうちから資産形成に関心を持ち、行動に移すことは、とてもよいことです。だからといって、手元にあるお金のほとんどを投資に回してもよいのでしょうか。大切なのは、投資に回すお金と回さないお金を、自分で判断できるようになることです。18歳になる前に、親子で「3つのお金」を考えてみましょう。
NISAは「自己責任」ではなく「自己決定」で選ぶ。知識不足や国籍、障害を理由に投資を諦めない方法
言語や障害の壁を越える
投資を始めようと思っても、口座開設や運用商品選びのプロセスに難しさを感じる方は少なくありません。特に外国人の方や障害をお持ちの方の場合、「きっと私にはムリなのでは」と諦めてしまう方も多いようです。今回はそんな「難しさ」を抱えた方たちが上手に投資を始めるために必要なことをお伝えします。
国債もNISA対象に? 政府の投資比率40%目標と大手証券4社のキャンペーン
株式や国債の最新動向を解説
政府の新たな金融戦略が発表され、「貯蓄から投資へ」の流れがさらに加速しようとしています。NISAの利便性向上や国債の魅力アップなど、私たちの資産形成を取り巻く環境は今後も大きく変化していく見込みです。そうしたなか、主要なネット証券各社は新規顧客の獲得や既存顧客の利用促進に向けて、現金プレゼントやポイント還元などの魅力的なキャンペーンを次々と打ち出しています。本記事では、政府が目指す金融戦略の最新動向を解説するとともに、楽天証券やSBI証券など、主要ネット証券4社が実施しているこの夏注目のキャンペーン情報をまとめてご紹介します。
AI株、今から買うのは遅い? オルカン派のための「ちょっとだけAI投資」の始め方
いつもの積立に、AIという小さなスパイスを足すなら
新NISAをきっかけに、全世界株式、いわゆる「オルカン」やS&P500の積立投資を始めた人は多いでしょう。毎月コツコツと資産が積み上がっていくなかで、「資産形成の土台は少しずつできてきた」と感じている人もいるかもしれません。一方で、株式市場ではAI関連株の上昇がたびたび話題になっています。直近では、AI需要を背景に半導体関連株が大きく買われ、国内市場でも時価総額の順位が大きく動く場面がありました。こうしたニュースを目にすると、「自分もこの流れに乗った方がいいのでは」と感じる人もいるでしょう。とはいえ、すでに大きく上がった銘柄を買うことには高値づかみの不安もあります。本記事では、オルカンの積立は続けたまま”AI乗り遅れ不安”を感じる人が、何を・どこまで・どう始めればいいかを整理します。
家計の金融資産が過去最高に、「預金から投資」の時代だからこそ見落とせない”投資先”
投資の主役はあなた自身
総務省の家計調査によると、家計の金融資産が2002年以降で過去最高となりました。特に有価証券の保有の増加がめざましく、株価の上昇を上手に家計に取り込む行動が定着してきたのかも知れません。今回は家計調査の結果を見ながら、今後の投資行動を考えていきます。

株を買うならどっち? 「NISA口座」と「特定口座」で明暗が分かれる4つのシチュエーション
損益通算の仕組みに注意
新NISAがはじまって、2年半ほどたちました。「NISA口座」だけでなく、「特定口座」での取引も気になっている方もいるかもしれません。NISA口座は、投資で得た利益に税金がかからない制度ですが、実はメリットばかりではなく、デメリットになる場面もあります。一方、投資で得た利益に約20%の税金かかる特定口座は、そのデメリットが注目されがちですが、実はメリットになるケースもあるのです。今回は、株価が上がった場合、下がった場合、配当金や株主優待を受け取る場合という4つのケースで、「NISA口座」と「特定口座」の違いを確認してみましょう。
50代以降の新NISA、認知症・介護・相続で困らない三段階の出口戦略
長期運用だけでは足りない老後資金づくり、口座凍結・負担限度額認定・家族共有の備え
新NISAは、運用益が非課税になる使いやすい制度です。ただし、老後資金として活用するなら、増やした資産をいつ、誰が、どう使うかまで考えておく必要があります。 認知症による口座凍結、介護施設の資産判定、相続時の扱いなど、50代以降に見落としやすい出口の論点を整理します。
SBI証券の新NISAで「銀行引落」はもったいない? ポイント還元で大きく差がつく「クレカ積立」活用術
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SBI証券でNISA口座を開設し、投資信託に積立投資をしている人は多いでしょう。ところで、積立投資の支払い方法はどうしていますか。もしも「銀行引落」を利用しているなら損をしているかもしれません。今回は、SBI証券のNISAで積立投資するときの支払い方法の「正解」、損しない積立術を紹介します。
日経平均が過去最高値を更新!「今から投資はもう遅い?」と悩む初心者が持つべき“3つの視点”
最高値圏での投資の心構え
日経平均株価が7万円を超えました。NISAで投資デビューをした方も、まだ投資を始めていない方も、このニュースを見て驚いた方は多いのではないでしょうか。株価が大きく上昇する様子を目の当たりにして、「今から投資を始めてもいいのだろうか」「もう遅いのではないか」と感じている方もいらっしゃるでしょう。今回は、株価が大きく上昇している今だからこそ、私たちが冷静に考えておきたいことをお伝えします。
2027年、新NISAのつみたて投資枠で「債券」が解禁に。なにが変わる?
投資方針迷子が、プロの運用手法に「丸乗り」する選択肢
2027年1月、NISAのつみたて投資枠で債券ファンドが買えるようになります。一見地味な改正ですが、実は、何十年もの超長期運用を前提とする“あるプロ集団”の配分を、NISAの中で再現できる時代の到来を意味しています。“あるプロ集団”とはGPIF。聞きなじみがないかもしれませんが、私たちの公的年金を運用している世界最大級の機関投資家です。年金って、受け取ったら使うお金ですよね? これは、私たちのNISAとまったく同じ。だからこそ、GPIFの運用方針は私たちにとって参考になるのです。「オルカン一本で本当にいいのか?」—値動きが激しい局面で、夜も眠れなくなる。そんなモヤモヤを抱える人にとって、GPIFと同じ配分をNISAで再現する—これが、ひとつの答えになるかもしれません。
円安対策で「オルカン」を増やす人が見落としている、資産配分の偏りとリスク
通貨の偏りを確認する
2026年4月30日、ドル円相場は一時1ドル=160円台半ばまで円安が進んだ後、円買い介入とみられる動きによって155円台まで急速に円高方向へ振れました。円安が進むたびに、SNSでは「円だけで資産を持っているのは危ない」「外貨資産を増やした方がいい」という声が増えます。「とりあえずオルカンを増やしておけば大丈夫かな」そう考えた人もいるでしょう。その判断が、すべて間違っているわけではありません。円だけで資産を持つリスクを意識することは、今の日本では必要な視点です。実際、オルカンは為替ヘッジを行わない全世界株式ファンドであるため、円安になれば円換算の評価額が押し上げられる面があります。ただし、円安対策として買い増す前に確認したいことがあります。それは、「すでに自分がどれだけ外貨資産を持っているか」です。オルカンを十分に持っている人が、円安のニュースを見てさらに買い増すと、それは「追加の円安対策」ではなく、為替リスクや株式リスクをさらに増やしているだけかもしれません。この記事では、円安局面でオルカンを買い増す前に確認したい「資産全体の通貨配分」について、FPの視点から解説します。
日経平均6万円時代、新NISAの「枠が復活するから利確OK」は本当か
利確の前に確認したい3つのこと
日経平均株価は2026年4月27日、終値で60,537円36銭となり、終値ベースで初めて6万円台に乗りました。株価の上昇によって、日本株関連の商品をNISA口座で持っている人の中には、含み益が大きく膨らんだ人もいるでしょう。こうした局面になると、SNSでは「ここまで上がったなら一度利益確定してもいいのでは」「新NISAは売っても枠が復活するから、利確しても損ではない」という声が出やすくなります。「ここまで育った資産を、一度現金化しておきたい」「下がったところで買い直せたら理想的だ」と感じるのは自然なことです。含み益が増えるほど、今度はそれを失う不安も大きくなるからです。ただし、結論からいえば、「新NISAは枠が復活するから利確しても問題ない」という理解は不十分です。枠が復活するのは事実ですが、戻るタイミングや金額には条件があります。そこを曖昧にしたまま売却すると、「思ったほど枠が戻らない」「買い直したい時に年間枠が足りない」「結果的に高値で買い戻す」といったことが起こり得ます。本記事では、日経平均6万円時代に高まりやすい利確衝動と、新NISAの枠復活ルールについて、FPの視点から整理し
親から相続した「投資信託」を放置していませんか? 損しないための相続手続きとNISAの落とし穴
遺産を困るものにしないために
親から相続した株や投資信託をどうしたらよいのか分からず、そのままになっているというご相談は少なくありません。今回は、運用者が亡くなった際の基本的な流れと、相続人が知っておきたいポイントについて整理してみましょう。
毎月60万円をNISAで投資する40代夫婦「今後の教育費は足りる? ずっと賃貸で間違いない?」
みんなの家計相談
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、毎月60万円というハイペースでNISAへ資金移動されているご夫婦です。このような貯蓄・投資方法であっているのか、というご相談です。FPの氏家祥美氏とどちらの選択の方がよいか考えていきましょう。