はじめに
家や車に起こる深刻な被害
雹被害というと、農作物への被害を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、実際には私たちの生活にも大きな影響があります。
①家屋への被害
・屋根材の破損
・雨どいの変形
・窓ガラスの破損
・カーポート屋根の破損
・太陽光パネルの損傷
最近増えているポリカーボネート製のカーポートは便利な反面、強い雹で穴が開くケースもあります。「車を守るためのカーポートだったのに、カーポートも車も両方壊れてしまった」実際にそんな被害も発生しています。
②車への被害
車の場合は、
・ボンネット
・ルーフ
・トランク
・ドア
・ガラス
などが広範囲に損傷することがあります。走行自体はできても、査定額が大きく下がることがあり、修理費が数十万円、場合によっては100万円を超えることもあります。最近の車は安全装置やセンサー類が多く搭載されているため、以前より修理費が高額になる傾向があり注意が必要です。
雹被害に備える保険のポイント
ここで大切なのが、「どんな保険で補償されるのか」を知っておくことです。
①火災保険
火災保険は、火事だけの保険ではありません。多くの火災保険では、火災・落雷・爆発の他に、風災・雹災・雪災も補償対象となっている場合がほとんどです。そのため、雹による屋根やカーポートなどの被害も補償される可能性があります。
ただし、
・免責金額が設定されている場合がある
・経年劣化による損傷は対象外
・写真など、被害状況の記録が重要
といった注意点もあります。
被害を受けた際は、片付ける前に写真を撮っておくことが大切です。天候が落ち着いたら、被害箇所だけでなく、降ってきた雹の大きさが分かる写真も残しておくと、被害状況を説明する際に役立つ場合があります。
②自動車保険
車の雹被害は、「車両保険」に加入しているかどうかが重要です。
対人・対物保険だけでは、自分の車の修理代は補償されません。また、車両保険には一般型と限定型などがあり、補償範囲が異なります。ただし、一般的には限定型の車両保険でも雹による損害は補償対象となることが多いとされています。
とはいえ、補償内容は保険会社によって異なります。気になる方は、一度内容を確認しておくと安心です。
近年は自然災害が増えていて、雹に限らず、ゲリラ豪雨などの洪水や内水氾濫による水没、台風の頻発、突風や竜巻など、車両保険の必要性を改めて考える方も増えています。
「まさか」に備えるために
以前は、「雹なんて珍しいもの」という感覚を持つ方が多かったかもしれません。しかし今は、猛暑やゲリラ豪雨など、極端な気象現象が当たり前のように発生する時代です。
そして雹は、ある日突然やってきます。「まさか自分の地域でこんな大きな雹が降るなんて」そう思っている間に、大きな被害につながることもあります。
もちろん、保険に加入していればすべて安心というわけではありません。補償内容や免責条件によっては、思っていた補償を受けられない場合もあります。だからこそ大切なのは、自分がどのような補償に加入しているのかをを事前に知っておくことです。
これから本格的な夏を迎えます。雹をはじめとした自然災害への備えとして、この機会にご自宅や車の補償内容を確認してみてはいかがでしょうか。保険料を払いすぎていませんか? お金のプロがあなたにあった保険を診断 [by MoneyForward HOME]