はじめに

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、38歳の未婚女性。今後、結婚や子供を持つ予定がないなかで、早期退職、あるいはサイドFIREするために資産形成のゴールをどのように据えればよいのか悩んでいらっしゃいます。FPの横田健一氏と検討してみましょう。


【相談内容】
今後の資産形成のゴールとNISAの運用方法についてアドバイスいただきたいです。今のところ、今後、結婚や子供を持つ予定はありません。老後資金とFIREを目標に2020年から資産形成をしてきました。

子どもがいないため、老後はお金で面倒を見てもらうつもりでいます。ただ、仕事がしんどくFIREしたい気持ちもあります。仕事は35時間分のみなし残業込みで、合計45時間程度働くこともたまにあります。休みの日でも仕事の連絡が来ますし、仕事中は休憩が取れなかったり、家で仕事をしたりしているため、条件として給料が割に合わないと感じています。体力的にもキツイです。

2020年当時、将来の老後資金としては60歳時点で現在価値に換算して4000万円は必要ではないかと考えていましたが、インフレなどで状況が変わってきました。また、今の仕事を続けたくないですし、定年まで続けられる仕事でもないと思っています。サイドFIREする場合、1日5時間程度を週3日の勤務が理想です。
資産形成のゴールとして、「単身者の老後において介護等でお金の心配がない金額を60歳までに用意する場合にいくら必要か」「その金額を用意した上で早期退職あるいはサイドFIREするプラン」をお聞きしたいです。

資産運用については、iDeCoに月2.3万円、NISAに積立月10万円、別途成長投資枠を利用しています。また、NISAはすでに2年は満額を埋めたものの、余剰資金が無くなったので、今後どうするか悩んでいます。(投資信託はS&P500がほとんど、一部先進国株式)NISA3年目の今、積立10万円だけにするか、日本の個別株や特定口座の投資信託を売却して成長投資枠を満額埋めるかを考えています。評価額が膨らんでいますが、売却すべきであれば、次に購入する銘柄の選び方のアドバイスください。

金融資産の評価額は、個別株770万円(元本400万円)、特定口座の投資信託650万円(元本150万円)、非課税口座の投資信託1470万円(元本550万円)、 iDeCo340万円(元本170万円)、 定期預金250万円、 車用積立資金130万円(積立月2万円)、その他現金200万円。

【相談者プロフィール】
・女性、38歳、未婚、会社員
・夫:なし
・子ども:なし
・お住まい:賃貸
・毎月の世帯の手取り金額:23万円
・年間の世帯の手取りボーナス額:65万円
・その他:なし

【毎月の支出の内訳】
・毎月の世帯の支出の目安:15万円
・住居費:6.5万円
・食費:4.5万円
・水道光熱費:1.2万円
・教育費:なし
・保険料:なし
・通信費:0.85万円
・車両費:0.4万円
・お小遣い:1〜1.5万円
・その他:なし

【資産状況】
・毎月の貯蓄額:2万円(車買い替え用積立。新古車で15年使用想定)
・ボーナスからの年間貯蓄額:なし
・現在の貯金総額:580万円(車買い替え用資金込み)
・毎月の投資総額:12.3万円
・現在の投資総額:1,270万円(評価額3,220万円)
・現在の負債総額:0万円

ご相談頂きましてありがとうございます。株式会社ウェルスペントのファイナンシャルプランナー、横田健一です。2020年から資産形成を始められ、できれば早めに早期退職あるいはサイドFIREしていきたいというご相談ですね。

まずは現在の資産状況および今後のライフプランを前提に、今後のお金を見える化していきたいと思います。

なお、入力していただいた情報だけですと、一部詳細が不明な箇所がありました。妥当だと思われる一定の前提をおいた上で試算させていただきます。

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