はじめに
NISAを始める前に知っておきたい「3つのお金」
それでは、どのように投資に回すお金と回さないお金を分ければよいのでしょうか。お金は、使う目的や時期に合わせて、3つに分けて考えます。
まずは、先取り貯蓄額を決めましょう。手取り収入の1〜3割を先に取り分け、残った7〜9割の範囲内で、日々の生活費をやりくりするのです。この先取り貯蓄するお金には、預貯金だけではなく投資も含みます。
① 今使う「生活のお金」
手取り収入から先取り貯蓄を差し引いた、残りのお金です。この範囲内で、食費や交通費、通信費、交際費などをやりくりします。日々出し入れをするため、普通預金で管理します。
②10年以内に使う「予定のお金」と「もしものお金」
先取り貯蓄のなかから賄います。一人暮らし、資格取得、旅行など、使う目的や時期が決まっているお金です。基本的に預貯金で準備し、1年以上使う予定のない資金は、一部を個人向け国債で準備する方法もあります。
病気やケガ、収入の減少などに備える「生活防衛資金」も、この中に含まれます。自分で生活費を賄っている人なら、生活費の6か月分が一つの目安です。学生のうちは無理のない金額から準備していきましょう。
③10年以上先のために「育てるお金」
こちらも、先取り貯蓄のなかから捻出します。当面使う予定がなく、長期運用ができるお金です。老後資金などがこれにあたり、NISAを活用した長期・積立・分散投資に向いています。
このように、例えば、アルバイト収入が月10万円なら、1万〜3万円を先取り貯蓄とし、預貯金と投資に分けるのです。10年以内に使う「予定のお金」と「もしものお金」が不足しているうちは、預貯金を多めにしましょう。準備が進んだら、NISAの割合を少しずつ増やします。