はじめに

学資保険×新NISA、向いているご家庭・使い分けの考え方

ここまで見てきた通り、学資保険は「減らさない安心」、新NISAは「物価上昇に負けない力」をそれぞれ得意としています。両方の要請を満たす必要がある学費だからこそ、答えは「どちらか」だけではなく「組み合わせ」をするという考え方もあります。

① リスク許容度で分ける

投資に抵抗があるかないかは、重要なファクターです。自分で積極的に運用したい方には、大きく資産を増やす可能性が低い学資保険は物足りなく感じられるでしょう。逆に、投資をすること自体が不安でたまらない方はNISAに税金面での利点があっても安心を取りたいでしょう。誰かに言われたからではなく、ご自身がどんなタイプかを内省することが必要です。

② 現状の資産で分ける

おおよその学費がすでに準備できているご家庭は、学費を用意するための学資保険は必要ないでしょう。しかし、そのようなご家庭はそれほど多くないのが現状です。今資産が少なく生命保険もほとんど加入されていないご家庭は、学資保険へのコツコツとした積み立てが向いています。商品によっては、契約者に万一のことがあった際に育英年金を受け取れる特約が付いているものもあります。

資金の役割分担が後悔しない学費準備の分かれ道

大切なのは「保障は最低限確保しつつ、残りは物価上昇に負けない形で育てる」という考え方です。学資保険だけに偏りすぎると、物価上昇局面で実質的な受取額が目減りする可能性を丸ごと抱えることになります。逆に新NISAだけで教育資金を用意すると、進学直前に相場が下落した場合、必要な時に必要な金額を用意できないかもしれません。

そして、2027年1月から始まる「こどもNISA」のような新しい選択肢が生まれることもあれば、学資保険の返戻率がさらに改善することもあるでしょう。大切なのは今の貯め方が我が家に合っているかどうかです。子どもの未来の選択肢を狭めない資金計画のために、学資保険がダメ、投資は危険と切り捨てず、定期預金や国債なども含め、様々な選択肢を我が家流に組み合わせていきましょう。

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