はじめに

私もAmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などで買い物をする機会がずいぶん増えました。欲しい商品を見つけると、価格を比較しながら「ポチッ」と購入ボタンを押してしまいます。「また買ってしまった……」と思いながらも、商品が届くのを待つ時間は、ネットショッピングの楽しみの一つです。

最近は、不在時でも受け取れる「置き配」を利用する人も増えています。配達員の再配達の手間を減らせるので便利ですが、気になるのは「盗まれたらどうなるの?」ということです。もし置き配が盗難に遭った場合、保険は使えるのでしょうか。

今回は、「置き配」の盗難と保険について解説します。


まずは通販サイトや配送会社へ連絡

政府は2026年3月に「総合物流施策大綱(2026年度~2030年度)」を閣議決定しました。この大綱では、宅配便の再配達を減らすため、宅配ボックスや置き配などの「多様な受取方法」の利用率を、2030年度までに50%程度にする目標が掲げられています。

今後ますます置き配が増える一方で、盗難などのトラブルも気になるところです。

例えば、ヤマト運輸では、置き配後の盗難や紛失、破損、汚損について、適用される約款や置き配サービス規約に基づき、個別に状況を確認したうえで対応すると案内しています。つまり、置き配の荷物がなくなっていることに気づいたら、まずは購入した通販サイトや販売店、配送会社などに問い合わせることになります。

しかし、それだけではありません。実は、加入している火災保険の「家財補償」によっては、置き配された荷物の盗難が補償される場合があります。

置き配は「家財」として補償されることも

火災保険には、大きく分けて「建物」と「家財」の補償があります。建物は住宅そのものや壁紙、備え付けのエアコンなどです。一方、テレビ、冷蔵庫、家具、衣類などは「家財」に分類されます。

火災保険という名前ですが、補償されるのは火事だけではありません。商品やプランによって異なりますが、風災や雪災、水災、水漏れ、盗難など、さまざまな事故が補償対象となります。また、置き配された荷物も、「家財」として扱われ、盗難補償の対象になる場合もあります。

契約内容によっては盗難補償が付いていないことも

家財保険には複数のプランがありますが、盗難補償が含まれている商品もあります。ただし、保険料を抑えたシンプルなプランでは、盗難補償が付いていないこともあります。

最近はインターネットで必要な補償だけを選べる火災保険も増えていますので、「盗難」が補償対象になっているか、一度確認しておくと安心です。

賃貸住宅でも家財保険に加入していれば、補償される可能性がありますが、保険会社や契約内容によって異なります。

例えば、損保ジャパンの子会社であるMysuranceの「スマート賃貸火災保険」では、家財基本特約の家財補償の対象として、置き配された品物の盗難にも対応しています。

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