はじめに
話題の資産が「よい投資先」とは限らない
話題の銘柄が急上昇しているのを目にしたとき、「今買わないとチャンスを逃すのではないか」「少しでも投資しておきたい」と心が揺れるのは自然なことです。
しかし、話題性や将来性の高さと、それが「確実に利益をもたらすよい投資先か」どうかは別の話。
FOMO(取り残される恐怖)の状態にあるときは、「得られるかもしれない利益」に目がいき、その裏にある「損失のリスク」を見落としやすくなります。人気があるからといって集中投資をしてしまうと、相場のトレンドが変わった際に大きなダメージを受けるおそれがあります。
もし話題の資産に魅力を感じて投資をしたい場合でも、値下がりしても影響を抑えられるよう、余剰資金の一部にとどめるのがよいでしょう。そして資産の土台となる部分は、特定のブームに左右されにくい分散投資で守ることをおすすめします。
投資対象を広く分散させておけば、特定の資産が急落しても、資産全体へのダメージを抑えられます。中長期的に資産形成をするには、感情の揺れを仕組みで防ぎ、客観的な視点を持って分散投資を長く続けることが大切です。
次に市場の話題が耳に飛び込んできたときこそ、一歩立ち止まり、ご自身の「土台となる資産運用」を見つめ直す機会にしてみてはいかがでしょうか。