日本のGDPを超える運用金額。世界最大の投資会社・ブラックロックは今どこに投資しているのか
これからの注目セクターを解説
どこに投資をするのか、円安や株価下落によって判断が難しい現在。世界トップクラスのブラックロックは、どのような投資方針で商品を設計・組成しているのか。それを知ることで、今後の投資判断の参考になるかもしれません。
米国株の信用取引が解禁−−覚えておきたい日本株と米国株の違い
投資家が注目すべき経済指標
2022年7月から米国株の信用取引が解禁されます。株式投資をしている方でしたら「信用取引」という言葉を聞き慣れているかもしれませんが、馴染みのない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は日本株と米国株の大まかな違いと信用取引についてのお話しです。
規制強化の背景は? FX最大の特徴「レバレッジ」を正しく理解する
100倍で取引するとどうなる?
FXのレバレッジは、上限が2010年に50倍、そして2011年には25倍といった具合に段階的に引き下げられました。それにしても、なぜFXのレバレッジ規制の強化が行われたのが2010年だったのか。これは、2008年の「リーマン・ショック」の影響が大きかったからでしょう。
株価が下落していても「つみたてNISA」や「iDeCo」をやめてはいけない理由
積み立て投資は定額と定量どちらが有利?
コロナ禍で投資を始めた方にとって、いまは初めての大きな下落という局面ではないでしょうか。コロナショックで大きく下げた後に、つみたてNISAや iDeCoを始めていたのなら、基本的には含み益(保有している利益)は増え続けていたことでしょう。だからこそ、少し調べただけで何となく投資を始めた人は、もう投資をやめたくなってしまう相場と言えるのではないでしょうか。SNSなどでも、投資初心者という方が「つみたてNISAをやめました」とおっしゃるような投稿を複数目にします。ただ、声を大にして言いたいのは「せっかく始めた積み立て投資、いまやめてしまうのはもったいない!」ということです。こういった下落局面こそ、長期的に見れば積み立て投資のチャンスが到来しているので、決して止めてはいけないタイミングなのです。今回は、なぜいま積み立て投資を止めてはいけないのか、その理由と、積み立ての重要さを解説します。
1位は1000兆円超え、桁違いの金額。運用会社の資産規模、世界&アジアのトップ10
世界の運用会社から投資を考える
様々な優遇制度の普及に伴い、将来の資産形成のために投資信託(投信)を活用しているかたが徐々に増えてきています。投信は「共同投資」「シェアする投資」ととらえていただくと理解しやすいでしょう。
投資資産6000万超の51歳男性「インフレ、円安、米国株安の中、投資資産をどう守る?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、51歳、会社員の男性。運用に力を入れてきて、コロナ禍では運用資産が増えたといいます。しかし、今年に入ってインフレや円安、米国の株安など、不安要素が増えたため、どうしたら資産を守ることができるのか知りたいと言います。FPの秋山芳生氏がお答えします。
投資を始めたものの損失がどんどん拡大−−「損切り」のタイミングをどう判断すべきか?
経済アナリストが実践する方法
経済アナリストの馬渕磨理子です。私は金融業界に入り10年になりますが、最初の頃は「損切り」が苦手でした。しかし、株式投資をする時に「損切り」の知識は必要です。苦手だった「損切り」と向き合ったことで、自分なりの損切り方法と出会い、今ではその方法を大切に実践しています。コロナ以降に株式投資を始めた方から、「損失が出ていて、どうしらいいの?」と不安に思っている声をよく聞きます。今回は損切りの考え方、損切りの方法を具体的に紹介することで、皆さんにとっても参考にしていただけると思います。
2021年の勝率は88%。「優秀な投資」IPO投資とはなにか?
ただし投資のハードルは高い
未上場企業が新株の発行や売出を行って証券取引所に上場することで、投資家が株式を取得できるようになることをIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)と言います。フリマアプリを展開するメルカリ(2018年6月19日)や、YouTuberのマネジメントを行うUUUM(2017年8月30日)などのIPOがニュースとなり、記憶しているひともいるかもしれません。
世界情勢の不安から米国株中心の投資信託を手放した67歳男性。今後の運用はどうする?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、67歳、会社役員の男性。2年ほど前までは米国株中心の投資信託で運用していましたが、現在の世界情勢を鑑みて手放し、現在の資産の多くは預貯金で持っているといいます。今後のポートフォリオについて悩んでいるそうですが、プロの意見は? FPの伊藤亮太氏がお答えします。
トヨタにアマゾンも実施した「株式分割」の効果とデメリット、任天堂やGoogleも控える
過去には東証が全取引を強制停止する事態も
株式投資をされる方には聞き慣れた「株式分割」という言葉ですが、一般的には内容などを含め、あまり知られていない事柄かもしれません。今回は株式分割についてのお話しです。
資産3500万38歳会社員「定年まで働くつもりだけど、サイドFIREの可能性も気になる」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、38歳、会社員の女性。仕事にやりがいを感じているけれど、最小限の労働を取り入れた「サイドFIRE」という選択肢も気になってきたという相談者。果たしてサイドFIRE達成の可能性は? FPの秋山芳生氏がお答えします。
「FX取引はハイ・リスク」は間違っている−−誤解を生むFX最大の特徴とは
株と比較しても値動きは小さい
よくFX取引はリスクが高いといった話を聞きます。しかし、FX取引が対象とする為替相場は、株式相場などと比べても、基本的には値動きが小さいので、むしろ相場の変動リスクは小さいため、「ロー・リスク」と言えます。それでは、なぜ「FXはハイ・リスク」とされるのか、その理由について説明したいと思います。
投資するなら知っておきたい「恐怖指数」ーーリーマン、コロナ…暴落時の数値と現状は?
VIX指数と日経VIとは
6月15日(水)に米連邦準備制度理事会(FRB)は通常の3倍の0.75%の大幅利上げに踏み切りました。一度に0.75%の利上げを決定するのは1994年以来のことです。先週発表された5月CPI(消費者物価指数)の伸び率が前年同月比8.6%上昇と、市場予想を上回るインフレ加速を示す結果だったことで、ダウ平均はFOMCでの0.75%の利上げを織り込む形でFOMC発表前の5日間で2,800ドルを超える下げとなっていました。次の7月FOMCでは0.5ポイントか0.75ポイントとなる見通しが示されたことで、ややタカ派(金融引き締めの政策寄り)だったように感じましたが、悪材料が出尽くしたことで15日の米市場は反発しました。ナスダックは3月7日(月)に弱気相場入りしましたが、今回のCPIショックとも言える下落でS&P500も弱気相場入りを示す水準となりました。このように、今年は値動きの荒い、ボラティリティの高い相場が続いています。
歩くだけでお金が稼げる「STEPN」が暴落ーー暗号資産は投機なのか?
Dappsの可能性とリスク
暗号資産は単に値動きを見て売買するだけだ、と思っている方も少なくないでしょう。暗号資産を取引所だけで取引していると、そのような局所的な目になってしまうかもしれません。しかし、実際には「Dapps(Decentralized Applicatiion)」と呼ばれる分散型アプリがブロックチェーン上に数多く作られていて、そのなかで暗号資産は様々な形で活用されています。最近では分散型金融(DeFi)やノンファンジブルトークン(NFT)が注目されるなかで、暗号資産の数が2万以上にまで増えていますが、それとともにDappsの数もまた1万以上に増えています。このように話してもDappsを触ったことがない方が大半だと思います。現状、国内の取引所ではDappsへのアクセスに対応していません。では、私たちはどのようにしてDappsを利用することができるのでしょうか。以下では、運動して稼ぐことができるMove2Earnアプリとして注目されている「ステップン(STEPN)」というDappsを例に、その使い方や注意点について解説していきます。
NTT、三菱UFJ、トヨタも…自社株買い、株価への影響と投資家の注意点
高配当企業の株価動向
5月16日に配信した「オリックスにJT、マルハニチロも…株主優待の潮目、廃止増加の背景とは」の記事の中で、株主優待の廃止の代わりに増配や自社株買いを行う企業が増加するとお伝えしましました。株主優待を2024年には廃止するとしたオリックス(8591)も自社株買いと増配を発表した企業の一つです。株主優待の廃止を嫌気し、発表直後の株価は下落しましたが、その後の同社株は堅調に推移しています。今回の決算時において、オリックスに限らず、自社株買いや増配の発表が目立ちました。そこで自社株買いのメリット、デメリットを始め、自社株買いの規模や現在の株価動向を振り返り。また、高配当企業の株価動向などをお伝えしたいと思います。
FXの利益が吹き飛ぶ「ショック相場」を回避する方法、意識すべき相場の転換点とは
2つの代表例から考える
FX取引の典型的な失敗例として、コツコツと積み上げてきた利益が、ある日突然ドカンと消失してしまうケース「コツコツドカン!」(第7回参照)があります。これに陥らないためには、自分が取引している相場の「上がっている理由」「下がるリスク」など、ある程度は理解することが大切です。今回は、どうしたら「ドカン!」を回避できるか、深掘りしていきたいと思います。
個別銘柄選びにも役立つ、日本経済の先行きがいち早くわかる情報ソースとは
足元の景気を知る方法
いま日本の景気がどうなっているのかーーそれは、半歩先読みが必要な株式投資において、とても大事な情報ですよね。私たちが生活をして消費をすることなどが企業の決算につながっているので、今どういったことに人気があるのか、どういった分野が調子が良いのかを知ることができたら、個別銘柄選びにも役立つと思います。今回は景気の先取り、どの分野が活況なのかを早く掴むことができる情報ソースをご紹介します。答えから言いますね。それは内閣府が発表している「景気ウォッチャー調査」です。景気ウォッチャー調査は身近かつ、日本経済の状況を最も早く把握できる敏感な経済指標と言えます。
円安、株価落下…情報に踊らされる投資家にならないための「疲弊しない投資」
投資しても疲弊して損もする人たち
昨年の秋頃に投資の相談をしてきた知人と話をする機会がありました。投資対象には日本株よりも米国株の方が良いという情報をSNSやYouTubeでよく目にするので、米国のインデックスファンドを積み立てているといいます。ただ、年始から日本の株価指数のパフォーマンスが米国より良いため、つみたて投資の対象を変えようかと考えているということでした。そして、そもそも株式市場自体が日米ともに調子が悪いので、つみたて投資自体をやめることも考えているそうです。投資は自己責任ですから、どのような選択をするのも個人の自由です。でも、この感情の揺さぶられ方から、改めて投資に重要な考え方を学ぶことができるのではないでしょうか。