はじめに
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。
今回は、インフォビジュアル研究所著『図解でわかる 14歳からのお金の説明書』をご紹介します。
『図解でわかる 14歳からのお金の説明書』インフォビジュアル研究所 著
「お金ってなに?」といった基礎知識から世界を動かす金融まで、お金の全体像をわかりやすいカラー図版で紹介。お金とうまく付き合うために知るべき知識が満載の1冊。
B5版・並製/96ページ/太田出版/2017年10月20日
担当編集者のコメント
人間自身が創り出したにもかかわらず、人間を悩ませ狂わせ時には人生を破滅させるお金。
日本では学校で生々しいお金の実体や使い方を教えることは稀ですが、いまやスマホで株の売買もできる時代、若いうちからお金の常識を身に付ける必要に迫られています。
この本は、大人でさえわからないお金の諸々を14歳でもわかるようにカラー図版とともに解説した図解本です。
これを読めば「お金ってなあに?」というような子供の素朴な疑問にもばっちり説明できます。そして今さら人に聞けなくなっている大人にも最良の解説書となっています。
内容は大きく8つのパートに分かれています。
PART1:お金の基礎知識
PART2:くらしとお金
PART3:日常のお金の使い方
PART4:安心安全のためのお金
PART5:金利のからくり
PART6:豊かさのつくり方
PART7:株式会社の育て方
PART8:近代経済の変遷
最も身近なお金から社会を動かすお金まで、お金のあらゆる面がイラストと解説図で展開されます。
もっとも苦心したのはいかにわかりやすい図解にできるかどうか。
なんとか複雑怪奇なお金を視覚的に理解していただける本に出来上がったと思います。発売直後から台湾、韓国など海外からも翻訳権取得の依頼が続々来ています。
(太田出版:担当編集 O)