趣味

鉄道各社が「タモリ倶楽部」にこぞって協力する理由

4月20日は京急が全面協力

テレビ朝日で毎週金曜日の深夜24時20分から放送している「タモリ倶楽部」。放送開始が1982年10月ですから、今年の10月で満36歳という長寿番組です。

タレントのタモリさんにゲスト数名を加えた顔ぶれで、毎回異なるテーマについて、あーだこーだと語り合うのですが、取り上げるテーマは極めてマニアックで、取り上げ方もオタク目線。半端じゃない掘り下げ方をします。

先週は毎号の付録を組み立てていく雑誌『デアゴスティーニ』の編集担当者をゲストが囲み、付録の作品が完成しないまま、途中で廃刊になったものを紹介しました。その前の週は、地盤アプリを開発し、1ヵ月に4,000件もの地盤調査をしている会社に全面協力してもらい、災害リスクが小さい土地を探す企画でした。

そして放送が終わったばかりの4月20日放送分は、創立120周年を迎えた京浜急行電鉄の全面協力の下、業務専用駅の新品川駅から特別車両を仕立てて走ってもらうという企画でした。

タモリ倶楽部からお声がかかると、全面協力体制をとってくれる鉄道会社は京急だけではありません。それどころか、取り上げてほしくて、JRも私鉄各社も一生懸命、営業をかけているのです。何がそこまで鉄道会社を引きつけるのでしょうか。


鉄道は鉄板ネタ

オタク番組といっても過言ではないこの番組は、多趣味で尋常ではない知識量を誇る、教養豊かなタモリさんが関心を持っている対象を取り上げることが多いです。中でも鉄道は鉄板ネタです。

ゲストとして出演したい鉄道ファンの有名人を「タモリ電車クラブ」の会員に認定していて、会員数は20人以上。役者の六角精児さんや堀部圭亮さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さん、モデルの市川紗椰さん、それに厳密にいえば会員ではないのですが、元・アイドルグループ「私立恵比寿中学」の廣田あいかさんなどが常連です。

東急東横線の渋谷駅や小田急線の下北沢駅が地下化された前後には特別電車を走らせてもらって名残を惜しんだり、2012年に東京メトロ銀座線に黄色い車体の1000系が投入された際は、デビュー前の段階で工場内に潜入させてもらったりしています。

昨年はJR発足30周年を記念し、山手線1周分の各駅の精巧な模型をタカラトミーの「プラレール」を使って完成させた、プラレール愛好会の人たちを紹介していますし、都営地下鉄の路線図作成をコンペで勝ち取った個人のデザイナーに、路線図のポイントを説明してもらったりしています。

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