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鉄道各社が「タモリ倶楽部」にこぞって協力する理由

4月20日は京急が全面協力

京急が頻繁に協力するワケ

京急がタモリ倶楽部に全面協力をしたのは、今回が初めてではありません。2年前には貸し切り車両を仕立てて、横須賀市の久里浜にある車両工場に行き、検査や修繕の作業を手伝わせてもらう企画がありました。

鉄道会社にとっては旅番組も歓迎ではあるのですが、タモリ倶楽部は特別です。理由を京急に聞いてみたところ、「知名度のアップ」だそうです。

鉄道は沿線に住んでいるとか、勤務先や通学先があるなど、目的があって乗るものです。知名度を上げたところで乗客数が増えるとも思えないのですが、京急には理由があります。羽田空港線を持っていることです。

神奈川県に住んでいれば京急は当然のように知っていますが、地方での知名度はまだまだ低い、というのが会社側の認識です。飛行機で羽田空港に到着すると、モノレールと京急の乗り場が隣り合っています。周辺にはホテルなどグループの施設もたくさんありますので、モノレールとの競争の中で京急を使ってもらうための知名度向上なのです。

かゆいところに手が届く

しかし、京急のように比較的直接的な目的意識がなさそうな鉄道会社までもが、こぞって出たがる理由は他にあります。

鉄道は沿線住民が増えれば乗客数も増えるので、ものすごく長い目で見たイメージアップが極めて重要であることは間違いありません。それ以外にも、現場の職員のモチベーションアップにつながるという効果があるようです。

鉄道会社は何よりも安全第一。それを支えている技術系の職員や駅員さんたちがテレビ画面で紹介され、細かい説明に出演者たちが素で大興奮するわけです。普段は裏方で、利用者から直接感謝の言葉をかけてもらう機会がほとんどない、現場の人たちのモチベーションが上がることは言うまでもありません。

鉄道会社の人が褒めてほしいところを大興奮で褒めてくれる。それこそ、鉄道会社がこぞってタモリ倶楽部に全面協力する理由のようなのです。

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