日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。

今回は、山口揚平著『新しい時代のお金の教科書』をご紹介します。


『新しい時代のお金の教科書』山口揚平著

お金の歴史をひも解き、お金の正体とは何なのか、その仕組みや変遷、お金がなくなるかもしれない未来についてを体系的に解説。目まぐるしく変化する今こそ知っておきたい「お金の話」。
192ページ/筑摩書房/2017年12月6日

担当編集者のコメント

そもそもお金ってなんでしょう?

毎日使っているのに、実はお金のこと、お金の仕組みってきちんと分かっていないのでは?

そう考えて企画したのが『新しい時代のお金の教科書』です。

お金は皆がお金だと思い、国がそのお金や価値を保証する――つまり国が1万円札そのものに1万円の価値がある、と認めていることでお金になっています。

しかし、今、それが大きく変わろうとしています。

信用の母体が国家から個人へと変化し、技術に関しては、ブロックチェーンによって個人の取引と信用が記帳されるようになりました。そして、経済は、人々の欲求が生存欲求(衣食住など)から社会的欲求(承認など)へ――モノからコトへと変化しました。

クラウドファンディングをはじめ、信用をお金に換えられるマネタイズツールが浸透し、手軽に使えるようになるとお金を貯めるのではなく、社会的信用を貯める方が有効になってきます。

そうなるとお金はどうなっていくのか……。

著者である山口氏は、将来お金がなくなるのではないかと予測しています。それはどんな世の中なのか、そんな世界が可能なのか、ぜひ本書をお読みください。

(筑摩書房 担当編集:鶴見)