はじめに

爽やかな風を肌に感じて走るトロッコ列車

夏の季節だから爽快感を味わえるのが、車内が吹き抜けとなるトロッコ列車です。国鉄時代の四国において無蓋貨車に簡単な椅子と屋根を設置したのがはじまりで、今では全国各地で運転されるようになりました。

 小湊鉄道上総牛久~養老溪谷間に「里山トロッコ号」(車窓に里山風景)

JR北海道に2列車、JR東日本に1列車、JR西日本に1列車、JR四国に2列車があるほか、私鉄・第三セクターの会津鉄道、わたらせ溪谷鐵道、小湊鉄道、南阿蘇鉄道で運転されています。

北から順に紹介すると、釧網本線釧路~塘路間の「くしろ湿原ノロッコ号」(車窓に広大な釧路湿原)、富良野線旭川・美瑛~富良野間の「富良野・美瑛ノロッコ号」(車窓に花と丘の風景)、上越線・只見線長岡~只見間および只見線会津若松~会津川口間で「風っこ+列車名」(車窓に溪谷)、会津鉄道会津若松~会津田島間に「お座トロ展望列車+列車名」(車窓に溪谷)、わたらせ渓谷鐵道大間々~足尾間に「トロッコわたらせ溪谷号」および桐生~間藤間に「トロッコわっしー号」(車窓に溪谷)、小湊鉄道上総牛久~養老溪谷間に「里山トロッコ号」(車窓に里山風景)、木次線木次~備後落合間に「奥出雲おろち号」(三段スイッチバックを体験)、瀬戸大橋線岡山~琴平・高松間に「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(車窓に瀬戸内海)、予土線窪川~宇和島間に「しまんトロッコ」(車窓に四万十川)、南阿蘇鉄道中松~高森間に「トロッコ列車ゆうすげ号」となります。

車窓の風景を満喫できるJRの観光列車

レストラン列車を除く観光列車は、車窓風景を楽しめるように座席配置などを変更し、車窓を楽しむためのフリースペースを設置した専用車両を使用しています。

 磐越西線会津若松~新津間の「SLばんえつ物語」グリーン車展望室

別予約で車内での食事や飲み物を提供する列車もありますので、予約時にはその有無も確認すると良いでしょう。車窓の美しい風景に美味い酒・肴という、左党にはうれしい組み合わせも用意されています。

 「越之Shu*Kura」車内でのジャズ演奏

北から順に紹介すると、奥羽本線・五能線秋田~弘前・青森間の「リゾートしらかみ」(車窓に日本海と岩木山)、羽越本線新潟~酒田間の「きらきらうえつ」(車窓に日本海)、信越本線上越妙高~十日町間に「越乃Shu*Kura」(車窓に日本海)、飯山線長野~十日町間に「おいこっと」(車窓に千曲川)、小海線小淵沢~小諸間に「HIGH RAIL」(車窓に高原風景)、七尾線金沢~和倉温泉間に「花嫁のれん」(豪華な車内)、氷見線・城端線氷見~高岡~新高岡~城端間に「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)号」(車窓に砺波平野・雨晴海岸)、山陰本線鳥取~出雲市間に「あめつち」(車窓に宍道湖・日本海)、山陰本線東萩~新下関間に「〇〇のはなし」(車窓に日本海)などがあります。

 奥羽本線・五能線秋田~弘前・青森間の「リゾートしらかみ」(車窓に日本海と岩木山)

JR九州ではD&S列車として、肥薩線熊本~人吉間に「かわせみ やませみ」(車窓に球磨川と球磨焼酎・郷土料理)、三角線熊本~三角間に「A列車で行こう」(ジャズとハイボール)、日南線宮崎~南郷間に「海幸山幸」(車窓に日南海岸)、指宿枕崎線鹿児島中央~指宿間に「指宿のたまて箱」(車窓に鹿児島湾と桜島)など数多くの観光列車が運転されています。

市販の時刻表7月号には、JRや私鉄各社の夏の観光列車の運転日・運転時刻が掲載されています。このほか、各社のインターネットサイトでも列車の詳しい情報が掲載されていますので、まずは乗って楽しい列車を調べてみることをおすすめします。

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