はじめに

前月からラインアップはほぼ変わらず、順位の入れ替わりがありました。

第1位は『スタンフォード式 疲れない体』。7月下旬ごろから売れ行きのペースを上げていましたが、8月11日(土)に「王様のブランチ」(TBS系)で紹介され、放送当日・翌日に売上がぐっと伸びました。


ビジネス書 2018年8月の売上ランキング(日販調べ)

順位書名著者出版社
1スタンフォード式 疲れない体山田知生サンマーク出版
21日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365デイヴィッド・S・キダー
ノア・D・オッペンハイムほか
文響社
31分で話せ伊藤羊一SBクリエイティブ
410年後の仕事図鑑落合陽一
堀江貴文
SBクリエイティブ
5「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書西岡壱誠東洋経済新報社
6大人の語彙力ノート齋藤孝SBクリエイティブ
7できる人は必ず持っている一流の気くばり力安田正三笠書房
8the four GAFA 四騎士が創り変えた世界スコット・ギャロウェイ
渡会圭子
東洋経済新報社
9学びを結果に変えるアウトプット大全樺沢紫苑サンクチュアリ出版
10嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え岸見一郎
古賀史健
ダイヤモンド社

またお盆前からは交通広告が広域で掲出されており、番組放送後も高い水準で売れ続けています。

スタンフォード式疲れない体
著者:山田知生
発売日:2018年05月
発行所:サンマーク出版
価格:1,620円(税込)
ISBNコード:9784763136879

ランキングに初登場したのは、第8位の『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』、第9位の『学びを結果に変えるアウトプット大全』です。

『the four GAFA』は、世界で最も影響力があるといわれる4企業「GAFA」(Google、Apple、Facebook、Amazon)がどのように生まれ、世界を創り変えてきたか、そして今後世界がどのように変わっていくのかをまとめたもの。著者はGAFAの動向を次々に予言してきたことでも知られる、ニューヨーク大学スターン経営大学院のスコット・ギャロウェイ教授です。

デジタル時代をリードする世界的企業の“光”と“闇”を暴いた本書は、ビジネスマンとしてだけでなく、これからを生きる一個人としても押さえておきたい一冊。一見難しそうなテーマに思えますが、文章が非常に読みやすくユーモアに溢れている点も特長です。

the four GAFA
著者:スコット・ギャロウェイ 渡会圭子
発売日:2018年08月
発行所:東洋経済新報社
価格:1,944円(税込)
ISBNコード:9784492503027

『学びを結果に変えるアウトプット大全』は、効果的にインプットし、さらにインプットをきちんと定着させるためのアウトプット術について紹介した本です。

実は約9割のビジネスマンは“インプット中心”の学び方・働き方をしているのだそう。「本を読んだ」「セミナーに参加した」「◯◯さんに会った」といった行動そのものは学びに直結しておらず、そこで得た学びや気付きも、アウトプットの仕方が正しくなければ蓄積されません。

インプットをした後だけでなく、その前や最中にもすべきことがいくつかあるという点もポイント。“日本一情報発信する医師”が、そのノウハウを解説しています。

学びを結果に変えるアウトプット大全
著者:樺沢紫苑
発売日:2018年08月
発行所:サンクチュアリ・パブリッシング
価格:1,566円(税込)
ISBNコード:9784801400559

記事提供:ほんのひきだし

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