「いくつになってもうまい酒を飲みたい」。酒好きなら誰もがそう思うでしょう。腸の専門医として知られ、多くの著書を持つ藤田紘一郎さんも大の酒好き。若い頃より量は減ったものの、79歳のいまも「たしなむ程度に」楽しく飲んでいるそうです。
また、藤田さんは著書『「腸」が喜ぶお酒の飲み方』の中で「お酒が好きで、飲める人は、中途半端に休肝日を設けたりするより適量を毎日飲んだほうが健康にいい」と書いています。酒好きにとっては何ともうれしい言葉ですが、本当でしょうか?
「飲める人は毎日飲んだほうが健康にいい」理由を述べる前に、まずは藤田さんの専門である「腸」と健康の関係について、同書からポイントを抜き出してみましょう。