はじめに

日本の職人技を生かしたデザインにも注目

スターバックス リザーブ ロースタリーは2014年にスターバックス創業の地、シアトルで初めて誕生しました。その後、2017年に上海、2018年にはミラノとニューヨークにオープン。

一口にロースタリーと言っても、たとえば上海は中国の伝統的な技術である篆刻(てんこく)を使ったデザイン、ニューヨークは幾何学模様をモチーフとしたスタイリッシュなデザインと、各店舗それぞれの文化や土地柄をイメージした作りが特徴です。

ロースタリー 東京は日本の自然の美しさを演出するため、杉を使った明るい色合いの外観を採用。焙煎設備と豆の貯蔵庫を兼ねた「カッパーキャスク」は、日本の職人の技術を生かした槌(つち)目打ちの銅板仕上げ。さらに目黒川の桜をイメージし、一枚一枚手作業で作った銅製の花が散りばめられています。

スタバロースタリーの折り紙をイメージした天井
ロースタリー 東京の1階。天井は折り紙をイメージしてデザインされています。

世界5店舗目の地として東京を選んだ理由を、スターバックス・カンパニーのケビン・ジョンソン社長兼CEOは「日本は北米以外での初のインターナショナルマーケット。スターバックスにとって特別な場所だ」と説明します。

1996年にスターバックスが銀座に一号店をオープンしたときは、エスプレッソとフォームミルクで作るラテを新鮮に感じた人もいるでしょう。あれから23年。ロースタリー東京は、日本のコーヒーファンに新たな衝撃を与えることができるのでしょうか。

「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」
(東京都目黒区青葉台2-19-23)。営業時間7〜23時。延べ床面積2966平方メートル

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