はじめに

プリンにまつわる話といえば、思い出すのが私自身の幼少期の頃。当時小学生だった私は、友達と一緒に街に新しくできたケーキ屋さんへ行きました。記憶は定かではありませんが、確か友達の親類がオープンしたお店だった気がします。

ショーウインドウに並ぶ色鮮やかなケーキたち。親が一緒ではなく、友達と行ったケーキ屋さん。ドキドキとした高揚感は今でも忘れられません。

そのケーキたちの中で、私が一つだけ買って帰ったのが「プリンアラモード」。プリンの上に、ホイップクリームと、フルーツが飾られているもの。崩れないように、崩れないようにとゆっくり家路に着いたことを覚えています。

大人になるまでの間で何度かプリンを作るようになり、買うことはほとんどないのだけれど、今度プリンを作った時にはホイップクリームとフルーツを盛ってあげよう。あの時、プリンアラモードのような特別なプリンを。


「なめらか蒸しプリン』」の材料(プリンカップ6個分)

図1

材料 分量
5個
卵黄1個分
牛乳 450ml
砂糖 70g
生クリーム 50ml

<カラメルソース>

材料 分量
●砂糖 大さじ2
●水 大さじ2
熱湯じ 1

作り方

1. <カラメルソース>を作る。小鍋に丸を入れ、火にかける。ふつふつと泡が出てきてそのまま色づくまで待つ。だんだんと泡が大きくな理、香ばしい香りがして好みのカラメル色になる少し手前で火から下ろす。
熱湯を一気に加え、鍋を揺すりながら混ぜ、カップに手早く入れる。(固まる前に入れましょう)
図2
図3
図4

2. 鍋に牛乳と砂糖を加えてよくまぜ、沸騰直前まで温める。温めている間に卵をときほぐしておく
図5

3. 溶きほぐした卵の中に、2の牛乳をゆっくり混ぜながら加える。生クリームを加える
図7

4. こし器でこしたら、1のプリンカップの中に流し入れる。アルミホイルで蓋をする
図8
図9
図10

5. 深型のフライパンに布巾をしいて、3cmくらいまで水を入れて沸騰させる。沸騰してからプリンカップを並べ、蓋をして中火で3分、火を消して20分そのまま余熱で火を通す
図11

6. プリン液がふるふると揺れるくらいでOK。粗熱が取れたら、冷蔵庫で2時間以上冷やす
図12

ポイント

蒸している間は、絶対に蓋を開けないようにしましょう。蒸気が逃げて温度が下がり、うまく固まりません。
鋳物の鍋でも良いでしょう。その場合は、火を止めてからの蒸らし時間を15分程度に短くしましょう。
図13

レシピ/k-meals, 片山けいこ
湘南の自宅にて店舗兼工房k-meals,主宰。管理栄養士。Webメディアへのレシピの執筆、自宅工房での料理教室、ケータリングやプチギフトの制作などフードコーディネーターとして活動中。肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。現在3児の母。k-meals, Facebook, instagram

元記事:フライパンで作ろう『なめらか蒸しプリン』

(この記事はケノコトからの転載です)

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