はじめに

暑い夏を乗り切る強い味方、体を冷やすクールグッズが店頭に並ぶようになりました。中でもこの夏、注目を集めているのが、持ち歩きできる小型扇風機「ハンディファン」です。

猛暑の昨年、大ヒットした勢いに乗り、今シーズンはハンズフリータイプやアロマ付き、軽量タイプなどさらに種類が増えました。生活雑貨専門店「ロフト」のクールグッズ発表会で見つけた、実力派ぞろいのハンディファンを紹介します。


渋谷ロフトでは80種類

「今年のイチ押しは、両手が自由になるハンズフリータイプです」とロフト広報の高橋祐衣さんが最初に手に取ったのが、ヘッドホンのような形をした「ダブルファン」(3,240円、税込み、以下同)。160グラムと軽く、首にかけても重さは感じません。スイッチを押すと2つのファンから風が吹き出し、顔の汗がひいていきます。

風量は3段階で、フル充電で最大6時間動きます。両手が自由になるので、火を使うキッチンでの料理や、ウォーキングの時にも役立ちそう。カラーはオレンジやレッド、ネイビー、ブラウンなど6色を展開します。ファンが顔の近くにある商品のため、髪の毛の長い人は結ぶなどして、巻き込まれないようにする注意が必要です。

渋谷ロフトでは今年、80種類ものハンディファンを販売します。価格は2,000~3,000円が中心で、猛暑の昨年は在庫切れになる商品もあったといいます。今年も勢いは続き、4月の売り上げは前年に比べて2.2倍に増えました。

カラー
カラー展開が増えたのも今シーズンの特徴

全国のロフトでは昨年5~8月で約6万3,800台が売れたというハンディファン。今年は5月だけで3万0,738台と、本格的な夏の前に前シーズン4ヵ月分の半数近い台数が売れています。

なぜここまでヒットするのでしょうか。高橋さんは「涼しいのはもちろんですが、デザインや色の選択肢が増え、個性を出せるアイテムになっているのでは」と分析します。ファッションと実用性を兼ね備えた商品に成長しているといえそうです。

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介