はじめに

本州~北海道間の行き来も便利に

「青春18きっぷ」では、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入することで、奥津軽いまべつ~木古内間に限って北海道新幹線を利用できますが、このきっぷは特定特急券をプラスすると新青森~新函館北斗間の北海道新幹線に乗ることができます。「青春18きっぷ」では一日がかりの青森~函館間の移動が手軽にできるのも魅力です。

また、北海道新幹線新青森~新函館北斗間とJR北海道の特急列車の普通車自由席が利用できる「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」が発売されており、本州~北海道間および北海道内のスピーディな移動に欠かせない必携アイテムとなっています。

●利用路線・列車
新青森~新函館北斗間の北海道新幹線「はやぶさ」「はやて」の立席(空いている席を利用)およびJR北海道の在来線の特急列車の普通車自由席が利用できます。ただし、北海道新幹線と東北新幹線をまたがって乗車する場合は、全乗車区間の乗車券・特急券などが必要となります。

●発売・利用期間
・発売期間:2019年9月30日まで。利用日の1ヵ月前から発売
・利用期間:2019年7月1日~2019年9月30日
●有効期間:1日間
●値段:おとな6,000円、こども3,000円
●売り場:JR北海道・JR東日本の主な駅のみどりの窓口、ツインクルプラザ、びゅうプラザおよび主な旅行会社

青函トンネル記念館」
青函トンネル記念館

首都圏から北海道へのモデルルート

東京駅から青森駅までは約15時間で行くことができるため、1日目の宿は青森市内となります。2日目は新青森駅発6時32分の北海道新幹線「はやて91号」に乗車すれば、新函館北斗駅発7時57分の特急「スーパー北斗3号」に乗り継いで、札幌駅に11時27分に到着します。さらに札幌駅発12時の特急「ライラック15号」を利用すれば、旭川駅には13時25分に到着。旭川駅発13時35分の特急「サロベツ1号」に乗り継いで、終着の稚内駅には17時23分に到着することができます。

また、札幌駅発11時53分の特急「スーパーおおぞら5号」を利用すれば、帯広駅に14時21分、終着の釧路駅には15時56分の到着となります。2日目の夜は札幌、旭川、稚内、帯広、釧路などで郷土料理を味わえるということになります。

弘前駅ねぷた展示
弘前駅ねぷた展示

夏休みは連続した休暇が取りやすいので、JR北海道・JR東日本エリアを巡るのにトクトクきっぷはオトクです。大幅に運賃が浮いた分は郷土料理や地酒、駅弁などの費用に使用できますので、ゆったりのんびりと汽車旅が楽しめます。

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