はじめに

ゼロ婚が喜ばれる理由は安さだけじゃない

ワクワクして結婚式を申し込んだけれど、「最初の見積もりとぜんぜん違う」「何にいくらかかっているのかわからない」など、不明瞭な料金を目の当たりにしてギョッとしたという話はよく聞きます。

結婚式の準備を進めていくうちに「あれもこれも必要だ」となり、最初の見積もりから追加料金がかかっていくのは、ウェディング業界では普通のことだそう。でも、最終的に当初の見積もりと比較して、想像を超えるほど高額になってしまったら、ちょっとげんなりしちゃいますよね。

そこでゼロ婚では、お客さまが最後までお金に関して安心できるように価格の明瞭化を大切にしているといいます。

「不透明な料金体系のまま式を挙げて後悔することがないように、なににどのくらい費用がかかっているのかを契約前の見積もりの時点ではっきりさせています。確実に結婚式に必要なアイテムは初回の見積もりにすべて盛り込んでいますので、お客さまから強いご要望がない限り申し込み後に追加費用が発生するようなことはありません。ただただ費用を抑えたいというだけでなく、お金の使い方をちゃんとしたいというお客さまから『ゼロ婚で挙げてよかった』という声をいただいています」

専属のプランナーが結婚式当日もアテンドすることもゼロ婚ならでは。

「格安結婚式では人件費を抑えるために、当日はプランナーがアテンドせず、代わりにアルバイトが同行するようなことがあります。しかしゼロ婚では、申し込みから本番まで、専属のプランナーが一緒に作り上げることでお客さまに安心していただいています」

パッケージされた結婚式であれば、当日は別のプランナーやアルバイトが立ち会ってもそれほど問題はないことが多いそう。でも、ゼロ婚ではプランナーが新郎新婦と一緒にオリジナルの演出考え、提案を行うからこそ、共に作り上げた結婚式の成功のために最後まで責任を持って側にいてくれるのだといいます。

私の希望も0円で叶う? 見積もり結果

ここまで話を聞いてゼロ婚に興味津々になってしまった筆者。「例えば、私の希望する結婚式も持ち出し費用0円で叶うのでしょうか……?」と相談させてもらいました。

「都内でチャペル併設のゲストハウスで」とかなり無理なお願いをしたところ、以下の結婚式を見積もっていただきました。

見積もり内容

【人数】80名(ゲスト78名)
【総額】248万284円(ゲスト一人あたり:3万1,798円)
【含まれるアイテム】
コース料理/フリードリンク/生ケーキ/サービス料/会場使用料/新郎新婦・ご両家お控え室/音響照明(オペレーター、マイク2本含む)/プロジェクター(PC・DVDデッキ)/スクリーン使用料/クロス/ゲスト用地図/広蓋・ペン/チャペルキリスト教式/披露宴司会者/新婦ドレス(一式)/新郎タキシード(一式)/新婦美容着付け/新郎ヘアセット/ブーケ・ブートニア/メインテーブルフラワー/ゲストテーブルフラワー/贈呈用花束/スナップ写真撮影/引出物/引菓子/引出物袋

ゲスト1人あたりのご祝儀の相場は3万円(友人の場合)といわれているので、この場合は持ち出し費用が14万284円かかることになります。それでも安い!

「0円でこれに近いものを提案してもらうことはできますか?」とさらにお願いすると、上記と同じアイテムが含まれていて、持ち出し料が0円になるホテル「東京ベイ有明ワシントンホテル」でのプランを紹介してくれました。

見積もり内容

【人数】80名(ゲスト78名)
【総額】233万9884円(ゲスト一人あたり:2万9998円)
【含まれるアイテム】
上記、見積もりと同じ

サイトを見てみると、スカイチャペルのすてきな式場です。こんなに料金を抑えてもちゃんとした結婚式ができるのだと感動。「結婚式=お金がかかる」という概念さえ、もう古いモノのような気がしてきました。

最後に、ゼロ婚にはどんな人が向いているのかをお尋ねしてみると……。

「お金をかけなくても素敵な結婚式はできます。花火を打ち上げたいとか、お色直しを3回したいなどの豪華な演出にはどうしてもお金がかかってしまいますが、結婚式を挙げる『意味』や『目的』といった演出の中身にこだわりたいという方であれば、きっとゼロ婚で満足のいく式を挙げていただくことができるはずです」

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