はじめに

祖父母の立場と気持ちも受け取ってあげる

そして最後に、祖父母の立場を理解してあげることも、遠回りのようですが大切なことなのです。年齢の順番で考えると、親よりも祖父母のほうが先に最期を迎えることになります。残された人生のなかで、孫へのおこづかいやプレゼントが生きがいになっているかもしれません。

つまり、おこづかい作戦は永遠に続くわけではありません。いつか、お別れをしなければならないのです。そのことも、頭に入れながら、許容できる範囲は喜んで受けてもいいのでは、と私は考えています。

祖父母のおこづかい作戦を通じて、子どもにも何か思い出が残るような体験や学びがあるといいですね。もらったおこづかいで、子ども自身に「何を買うか」「どこで買うか」など買い物をさせてみる経験も、生きた社会勉強になるのではないかと思います。そして、買った品物やそのお礼についてはきちんと祖父母に伝えるようにしつけはしたいものですね。

この記事の感想を教えてください。