はじめに
気軽に使えて人気のフリマアプリ「メルカリ」。買い物はもちろん、何がいくらで売れそうか考えながら出品するのも楽しみの一つです。
最近は気象条件によって何が売れそうか予測してマーケティングに活かす「ウェザーマーチャンダイジング」という研究が進んでいます。メルカリでも季節の変化によって人気の売れ筋商品が変わるのでしょうか。
ニュースワードがメルカリ検索でも急上昇
この夏によく売れたものは何か、メルカリに聞くと、「季節的な要因も大きいですが、必ずしもそうとは言えないかと思います。世の中で話題になっていることがすぐメルカリでも話題になることが特徴です」とのこと。
メルカリで7月に検索数が急上昇したトレンドワードランキングを見てみると、やはりニュースで話題になったキーワードが上位に入っています。
■2019年7月のトレンドワードランキングTOP5
1位:白えびビーバー
2位:トイストーリー 3COINS
3位:プロ野球スピリッツ2019
4位:天気の子
5位:バトガイ銀河
1位の「白えびビーバー」は、米プロバスケットボール(NBA)ウィザーズの八村塁選手のお気に入りということで売り切れ続出になった商品。4位「天気の子」は映画のパンフレットや原作「小説 天気の子」、オリジナルグッズやノベルティグッズなどが取引されたとのことです。
5位以内に「夏」を感じさせる商品は見当たりません。
5月は「タンクトップ」の検索数が急上昇
19年5月に検索数が急上昇したトレンドワードランキングはこちら。
■2019年5月のトレンドワードランキング TOP5
1位:抹殺の指名者
2位:Vジャンプ
3位:タンクトップ レディース
4位:Galaxy S10
5位:メンズ Tシャツ
大人気のカードゲーム遊戯王関連が1位、2位を独占。そして3位に夏のファッションアイテム「タンクトップ レディース」、5位に「メンズ Tシャツ」がランクインしています。
今年は5月24日に東京の最高気温が30度を超え、初めての真夏日となりました。全国的にも猛暑となり、多くの地点で5月の観測史上最高を記録。この「5月にしては異例の暑さ」となったことがトレンドに影響したようです。