はじめに
既婚者からのメッセージ「結婚は人生の●●」
「結婚はしたいけれど……そんなに簡単には決めれないだろ!」
「失敗したくないからじっくり慎重にいきたいわ。もっといい人がいるはず!」
こういった気持ちは、既婚者である筆者も自らの20代を省みて、よくわかります。そんな当時の私や皆さんに、20代~50代の既婚者に対して実施した次の調査結果を贈りたいと思います。
既婚カップルの意識調査結果からは、結婚はあくまでも人生の「スタート」(1位)、もしくは「途中点」(2位3位)にすぎないことが示されています。
全く異なる人生を歩んできた「チガウ」2人が織り成す時間。その開始時点が早く、そして長いほど、調整も、見直しも、気づきも、多様で柔軟なものになりやすく、2人だけのオリジナルの世界を作り上げていきやすい、ということは言えます。
結婚市場で「結果を勝ち取りにいく! 夢を探しにいく!」という「理想郷探し」をして苦戦する男女が沢山います。「理想郷がそこにある」のではなく、2人だけのオリジナルの理想郷を「時間をかけて作り上げる」ことが、「結婚の最大の醍醐味」ではないかと筆者は思います。
理想郷作りに向けて一緒に寄り添い話し合い、2人で考えていく。
2人で小さな夢を大きな目標へと時間をかけて変えて取り組んでいく。
そんなパートナーを探した2人が結婚したことによって、既婚者たちは結婚を人生の「幸せ」(4位)であり、「安らぎ」(5位)である、と回答しているのではないでしょうか。