はじめに

台湾のドリンクはタピオカだけじゃない

第3次タピオカブームが盛り上がってから、初めて冬を迎えることになりますが、「今あるメニューは、基本的にホットでも通年でおいしく飲めるものになっているのが強みです」とホァンさんは説明します。

そのうえで、「台湾のドリンクはタピオカだけじゃない、ということを伝えていきたい」と付け加えます。実は「白いタピオカ」のほかに、同ブランドで人気なのが「大甲タロイモミルク」というメニューです。

Milksha撮影用のイメージなので実際のものとは異なります

台中の大甲(たいこう)という地域で収穫したタロイモを店舗でゆで、すりつぶしペースト状にしたものを生乳とミックス。まるでスイートポテトのような甘みを味わえるドリンクになっています。この商品は甘みが引き立つので、ホットで飲むのがおすすめだそう。

今後は、豆乳を使ったドリンクなど、台湾にしかないメニューを日本でも徐々に展開したいといいます。2020年末までに30店舗を日本国内にオープン予定。すでに東京・恵比寿へのフランチャイズ出店が決まっていますが、東京以外の地域にもいずれ出店したい考えです。

短期的にはブランド認知の獲得を狙い、その後に台湾ですでに展開しているプラスティック容器のリサイクル機導入のような、エコ活動にも積極的に取り組んでいきたいといいます。

Milksha

第3次タピオカブームが終息するのか、それとも広義の台湾ドリンクとして日本に定着するのか。今年の冬をどう乗り切れるかがカギとなりそうです。

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