はじめに

無料電話相談を開設する自治体も

弁護士は本来弱っている人を助ける立場。台風被害によって発生した諸問題を見捨てるはずがありません。

台風15号で時代な被害を受けた千葉県では、千葉弁護士会が無料電話相談窓口を開設しています。

このダイヤルでは窓ガラスの修繕費用の扱いや、隣の家との塀が壊れ、その費用をどちらが持つのかなど、台風によって発生した諸問題についての相談を無料で受け付けてくれます。

市原市のゴルフ場のように、相手が企業や有力者である場合、顧問弁護士の指導で、法律を並び立て、一般常識からかけ離れたような対応をしてくることがあります。

そんなときはこちらも弁護士の力を借りるしかありません。

無料相談後弁護士と対応を協議し、事務所での相談など具体的な話へと進めていくことが、紛争解決の第一歩となります。無料相談はまさに「窓口」というわけです。

有効活用を

千葉県の場合は台風に特化した相談ですが、弁護士の無料相談窓口を開設している自治体は他にもあります。台風で困ったことがあれば、電話してみるのも1つの手。

また、各地の法テラスでも無料相談を受け付けています。

当然台風被害による紛争の相談も親身になって乗ってくれるはずです。弱っているときに「つけ込んでくる」業者や、個人を下に見てくる企業に負けないためにも、弁護士の無料相談をうまく活用していきましょう。

取材・文:櫻井哲夫

(この記事はシェアしたくなる法律相談所からの転載です)

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