はじめに

外国人妻のトップは「中国人妻」34.6%

妻が外国人のパターンで見てみると、最も多かったのは中国人妻の34.6%でした。外国人妻の3人に1人以上が中国人という状況です。その次に多いのがフィリピン人妻で24.5%、4人に1人です。この中国人妻とフィリピン人妻で約6割を占めます。

その他の国の妻も2割程度発生し、(10人に1人の)韓国人妻よりも多いことから、こういったことがダイバーシティを感じさせるようになった(国際結婚が増えたような気にさせる)一因にあるのかもしれません。

外国人夫のトップは「その他の国」32.3%

筆者の親戚・知人・友人にも外国人と結婚した女性がいます。お相手を思い出すと、イタリア人、スペイン人、イラン人、ドイツ人……。確かに、国内にとどまった女性、海外に転出した女性どちらを思い出してみても、国の統計の「その他の国」の男性との結婚です。

同じ日本人といっても、男女でマッチング親和性の高い外国人が異なる、というところがとても興味深い結果です。1国ベースで見ると、韓国人夫が25.4%と外国人夫の4人に1人です。男性は東アジア人女性とのマッチングにほぼ特化している一方、女性はグローバルな傾向です。

計量的な分析を行うと、男性に比べて女性は結婚の条件が多様(人によって条件がそれぞれ異なる度合いが高い)であるという特徴を、国際結婚の相手分析の結果もよく表しているように思います。

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