はじめに
新緑の隙間から太陽がチラチラ眩しく輝きだした5月。日中は汗ばむ日も多くなりましたね。我が家の家族も日中は半袖で過ごす日が増えています。ですが、夜になるとけっこうまだ温度差がありますので気を付けて下さいね。
さて、5月の優待は35社と少ないです。実は5月銘柄として、ぜひ紹介したいと1年前から思っていた銘柄がありました。ところが、その銘柄は年始から値上がりを始め、特にここ2か月で急上昇。今や私の買値の3倍になってしまいました。ですので、優待狙いとしては利回りもよくありませんし、もはやおすすめ銘柄とは言えなくなりました。
優待株投資で資産は作れますか?
「2722 JQS アイケイ」
「ローカロ生活」をご存知ですか? 私はローカロのぞうすいでダイエットしたこともあり、なじみの深い会社でしたが、アイケイがローカロ生活の会社であることは、2006年にはじめて知りました。
今回の記事は、アイケイの優待紹介ではありませんが、ちょうど1年程前に優待変更をして、1年以上継続保有の条件とかつ300株優待の新設もしました。
業績がわずかに黒字転換したことや来期もわずかによくなるという業績予定、株主総会で毎回展示される取り扱い製品に私がほしいと思えるものが増えたこと、そして私がこちらの会社を知った2006年頃には4,000円台の株価をつけていたことも思い出し、「もしかしたらいずれ2006年頃の株価に戻るかも?」と、ちょっぴり期待も込めて私はその頃に買い増しをしました。
投資家の目線で株価や業績を見て、消費者の目線で製品を見る。株主総会の展示だけではなく、ここ数年は「JALUX」でも以前より大きく広告されていることに目を付けていたのも幸いしました。
株式投資における私の戦略
そこで今回は、改めて私の株の戦略について書きたいと思います。
私は元々投資家で、若い頃からの不動産投資を含めると25年以上の投資歴になります。
不動産投資で得た資金を元に、2005年の12月頃から株式投資を始めました。私の母親は商売をしていて、いつも景気動向の参考にと「ラジオ日経」を聞いていました。それが私の子守歌になっていたことや、当時はホリエモン事件の頃でしたので、叔父が「ここからの株式相場は難しいぞ! だけど、ここからの相場で生き残ったら命はかなり長いだろう」と意味不明なことを言ったのです(笑)。これを聞いて、私は負けず嫌いなので、あえてそのタイミングで株式投資に参加しました。
今では叔父の言葉は痛いほど理解できます……。なにしろ本当に苦労だらけでした。
買えば下がる時代になんとかよい方法はないのかと、一生懸命、株本や四季報も読みました。損切もたくさんしました。また別の機会になりますが、ぜひこの辺りの苦労話もできればと思います。
そして、この記事を読んでいただいているみなさんは私のことを“優待主婦”投資家のイメージをお持ちだと思いますが、実は……優待投資を始めたのは「優待品がほしい」という理由ではなく、上がるだろうと思ったからなんです。
2012年の衆議院解散の噂も出てきた、2011年頃から「自民党になれば税金が上がる。ということは、税金がかからない優待株がきっと上がる!」と強く思いました。なぜなら株価の上下は人の気持ちのバロメーターだからです。いつの時代もみんながほしい株が上がる!
人気がある有名な会社の優待株は当然のこと、皆がまだ知らない優待株に至るまで、今まで自分で勉強してきた指標や業績やビジネスモデルも考えながら、さまざまな優待株を買いました(もちろん、それ以前にもいくつか優待株も保有していましたが)。
株の手法というのは、それぞれ自由ですし、決められたものではありません。株で儲けるためには、「バリュー株か成長株を安い時にまとめて買っておけ!」というやり方をしている勝ち組投資家さんが私のお友達には非常に多いのですが、私の場合は特にPER、PBR、ROE、過去7年の業績の推移、配当利回り、優待利回りを銘柄選定の時には最低でも見ます。
そして同じ銘柄ではなく、分散投資だと言われていますが、2011年は150銘柄だったものが、今や350銘柄~400銘柄に資産と共に増えました。“優待株”というひとくくりの株と考えて、大きく上がって割高になって利回りも悪くなったものを売り、新設優待等も含めて、まだ割安か利回りがよくなった銘柄や安く戻ってきた銘柄に乗り換えるという方法でどんどん増えていきました。