はじめに

女性ならば、誰しも一度は真っ白なウエディングドレスを着た花嫁姿に憧れた経験があるのではないでしょうか?

でも、いざ結婚式を迎えるとなると、数多のウエディングドレスのなかから、どうやって自分にピッタリのものを選べばよいのか……と悩んでしまう花嫁も少なくはないようです。

そこで、ウエディングドレス選びで失敗しないためのコツを、ウエディングドレス セレクトストア「DRESS EVERY (ドレスエブリ)」みなとみらい横浜店でドレスコーディネーターを務める知花めぐみさんに教えていただきました。


レンタルよりもお得!? 3万円台から選べるセル専門店

とても高級なイメージのあるウエディングドレス。着るのは一度きりだし、レンタルするのが当たり前と思い込んでいるプレ花嫁さんも多いと思います。でも実は「買う」という選択肢もあります。

「現在、日本では花嫁さまの8~9割がレンタルでウエディングドレスを着るといわれています。理由は、まず結婚式会場を先に決められるカップルが圧倒的に多いため。ほとんどの会場はレンタルのドレスショップと提携しているので、花嫁さまはレンタル衣装込みのセットプランで借りるのが普通だと思い込んで、そのままレンタルされるようです」(知花さん、以下同)

一般的にレンタルの相場は、一着25~30万円程度といわれています。セル専門店のドレスエブリでは、リユースドレスはなんと3万円、新品オリジナルで5万円、海外ブランドの新品ドレスでも10万円台からとリーズナブルな値段で販売を行っています(※一部の店舗では10万円台からのみのお取扱となります)。

「着るのは一度だから、買っても……」と思いがちですが、最近では前撮り、結婚式、二次会、ハネムーンでのロケーションフォトなど、場所を変えて何度もドレスを着る人も多く、その度にレンタルしていると料金がかさみます。最近では、購入した上で使用後のドレスを中古買取に出す方も増えているそう。

確かに何回かドレスを着るということがわかっている人は、購入したほうが断然お得かも。

また、大切な晴れ舞台に着るドレスはじっくり選びたいものですが、試着の時間やその数にあまり制限がないのも、セル専門店のドレスエブリならでは。

「お店によって違いはありますが、レンタル専門店は完全予約制のお店がほとんどですので、2~3時間の予約枠の中でドレスを選ぶことになります。さらに、気に入ったドレスがあっても、自分の結婚式の日にドレスを借りられるかどうかという予約状況を確認し、空いているものだけを試着できるのが一般的です」

ドレスエブリの場合は事前予約が不要。ふらっと立ち寄り、たくさんのドレスのなかから実際に手にとって選び、試着することも可能です。また、セル専門店なので、その場にあるものが購入できます。今週末の海外ウェディングに備えて購入、そのまま持って帰る、なんてことも不可能ではないのです。

豊富なデザインから“自分だけ”のドレスを選ぶ

そして、知花さん曰く、「欧米の花嫁はウエディングドレスを購入することが主流」のため、インポートドレスは“たった1人の花嫁のため”に作られているものが多いそう。一方、レンタルドレスはそのドレスを着るであろう“たくさんの花嫁のため”に作られるのが基本。その結果、デザインにも差が。

レンタルの場合は、着る人の体型に合わせて幅調整ができるように編み上げデザインのものが多いそう。胸元で着るビスチェタイプのデザインをよく見かけるのは、紐でサイズ調整すれば体型を問わずたくさんの人が着用できるから。スカートも下半身がほぼフリーサイズのAラインやプリンセスラインのものが主流です。

「インポートドレスはデザインが多彩です。ご購入いただく場合は、サイズが合わなくてもお直しのご提案ができるので、肩ストラップや、デコルテにレースや刺繍があしらわれたもの、袖がついている、背中が大きく開いているなど、幅広いデザインのなかから自分だけのドレスを選んでいただけます」

日本の花嫁には「少しクリーム色がかった白」がオススメ

また、ウエディングドレスと言えば「純白」のイメージですが、白にもいくつか種類があり、肌の色によってなじむものとそうでないものがあるそう。

「ウエディングドレスの白には、大きく分けると3種類のものがあります。色の濃い順からアイボリー、オフホワイト、ホワイト。アイボリーは黄色みの強い色で、オフホワイトは少しクリームがかった白、ホワイトが新品のシャツのような青みがかった白です。

少しだけ黄色みが入ったほうが肌になじみやすいため、オフホワイトやアイボリーが人気ですね」

もし、ネット購入など実物を見ないで決める場合はひと言で“白いドレス”といっても種類があるため注意が必要です。

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