はじめに
実数で見るパートナー候補人口
2015年の国勢調査の結果を見てみましょう。
日本の年齢別の人口は、
20歳 121万人
25歳 121万人
30歳 140万人
35歳 156万人
40歳 187万人
となっています。
これを40歳から見た人口割合でみると
20歳 65%
25歳 65%
30歳 75%
35歳 83%
40歳 100%
となります。
次に世代人口でみると、
20代 1,238万人
30代 1,561万人
40代 1,840万人
となっており、40代と比べると20代は67%、30代は85%の人口です。
つまり、自分より年下の男女が全員結婚していない状態だったとしても、年下との年の差婚を希望したとたんに、(男女とも)人口比から空席が不足し、その分、結婚できない人が多くなるわけです。
少子化が加速していることで、親世代よりも子世代の方がはるかに年の差婚が難しくなっている、ということは間違いありません。こういった状況と、年の差婚が1.7歳に縮小してきていること、また、かつては少なかった年上妻婚が4組に1組にまで増加してきていることは整合性がある結果、といえます。
年下女性狙い男性よりも年上女性狙いの男性の方が、近い年齢の女性なら未婚率もあまり違わないため、対象数が多いからです。