はじめに

燃費とバランスがいい

高速道路でツーリングアシスト機能も試しました。XVに搭載されているのは0km/hから、日本では違法ですが135km/hまでの間で、つまり完全停止から高速まで制御してくれます。おまけにレーンキープもより安定感のある制御をしてくれますから走行車線の中央をしっかりとキープしながら走れるのです。さすがに運転支援機能においてはパイオニア的存在だけに、なんとも安心できる機能といえます。

こうして市街地から首都高速に乗り、さらに高速を走り、ちょっぴりスポーティな走りを繰り返しながら走行した距離が150kmほど。そこで燃費が15.4km/リットル。さてこれはどうなんでしょうか? カタログ値の15.0km/リットル(ELTCモード)はちゃんとクリアしているのだから上出来なのですが、ライバルのSUVのハイブリッドと比較すると、燃費だけを見ればちょっぴり物足りないかもしれない。この点はやっぱり車重の重さが響いたのでしょうか? 

当然、なにがなんでも燃費最優先という方にはトヨタのCH-RやホンダのCR-Vのハイブリッドモデル、さらに2WDモデルなどを選べばいいので、無理強いはしません。ですが、最先端の運転支援や、なんと言っても上質な走りの味わいと、4WDによる行動範囲の広がりを求めるなら、一度乗り比べてみてもいいと思います。とはいってもスバリストたちは、まったく動じずに、走りの質感とか走りの軽快さとかスポーティ感を取るでしょうね。走りにおいては、XVにアドバンテージがあると思いますから、それも頷けます。

それでは皆さんはどんな選択になるのでしょうか? 走りの良さと燃費のバランスがとれているクルマだと思います。

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