はじめに
WHOを名乗る手口も
こうした点検窃盗だけでなく、訪問型の詐欺や悪質商法にも要警戒です。すでに日本WHO協会の職員を騙り、「近所で新型コロナウィルスの感染者が出たので調べている」などと言って家を訪れて、お金を騙し取ろうした人物もいました。
確かにWHOはテレビなどで話題になっていますから、それに便乗して金を騙しとろうとしたのかもしれませんが、WHOはあまり身近な存在ではないので、嘘はバレやすいかと思います。しかし役所を騙られると、ちょっと見抜くのは難しくなるかもしれません。
愛知県では、国民健康保険課の職員だという人物が家にやってきて、「コロナウィルス感染が終息するまで、毎月マスクを配布します」といって、10万円を払うようにいってきた事例もあります。その住民はお金がないといって断りましたが、マスク不足に付け込んだ悪質な手口も気をつけなければなりません。
他にも、市の依頼を受けたという業者が「水道管にウィルスがついている恐れがあるので検査したい」と言って、家を訪問してきています。この手口では電話をかけてくることもあります。そして、水道管の取り換えの工事費用や除菌の作業費など数十万円を請求します。また、浄水器などの販売につなげてくることもあります。
こうした悪徳商法などのトラブルに遭った時には、ぜひとも消費者ホットライン188へ電話をすることをお勧めします。