はじめに

さて、軽量化を施されたオープン・コクピットの中ですが、なんとも未来チックで、まるでコンセプトイラストのような仕上がりです。レーシングカーのような素振りを見せながら、中を見ればカーボンファイバー製ドアや緩やかなカーブが連続する、いかにも上質なコクピットは硬度と強度に優れた軽量な複合素材がふんだんに使われていて、実に魅力的です。

そしてこのエルバの心臓として選ばれたのはマクラーレン・セナGTRなどに搭載されるものと同じラインにある4.0LのV8ツインターボで、これをミッドシップとしています。そのパフォーマンスは最高出力815馬力、最大トルク81.6kg-m、0から時速100km/hまでの加速時間が3秒未満というスペシャルな走りを実現しています。もちろんアルティメット・シリーズの最高峰といえる走りのパフォーマンスになるわけです。

今回のエルバ、もちろん日本を含めた世界32以上のマーケットで、85以上の正規販売店にて販売されます。先述のとおりスペックや価格はまだ暫定値ですが、情報によれば、本国の価格設定では、137万5,000ポンド(約1億8,300万円)と発表されています。もちろん日本向けもポンド表記です。当初は2020年末頃には納車が始まる予定とされていたのですが、限定台数249台で、納車は来年になる予定という情報があります。

この記事の感想を教えてください。